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春高バレー月バレ便り

優勝は鎮西か、それとも日本航空か!? 男子決勝に進出した2チームのスタメン選手を紹介【春高バレー男子決勝】

  • 2022.01.09

 第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は1月8日(土)に大会4日目を迎え、男女準優勝が行われた。9日(日)の男子決勝に進出した、鎮西高(熊本)と日本航空高(山梨)の選手たちの大会に懸ける意気込みを紹介する(※月刊バレーボール2022年1月号より抜粋。名前の前の数字が背番号)。

文/田中風太 写真/中川和泉

 

 

(左から)伊東、久保田、利川、前嶋、小林、樋口、渡邉。学校内の滑走路にて撮影

 

 

■日本航空高(山梨県代表)

#1前嶋悠仁(まえしま・ゆうと)/主将/3年/アウトサイドヒッター/身長180cm/最高到達点330cm/袋井中(静岡)

小柄ながらパワフルかつテクニックに優れたスパイクを打ち込むエース。チームトップクラスのレシーブ力も備える。袋井中3年生時には全中選抜、日本航空高では1年生時から春高を経験。「インターハイ予選を(学校内でクラスターが発生して)辞退して、今大会に懸ける思いはいちばん強い。まずは目の前の一戦に集中して戦いたい」。

 

#3利川慈苑(としかわ・じあん)/3年/ミドルブロッカー/身長185cm/最高到達点325cm/駿台学園中(東京)

ボクサーだったイラン人の父を持ち、その父譲りのパワーと高さのあるクイックが持ち味。「強いチームに自分の力が試せるのかワクワクする」。

 

#4小林柊司(こばやし・とうじ)/3年/アウトサイドヒッター/身長180cm/最高到達点320cm/敷島中(山梨)

持ち味であるスピード感あふれるスパイクで、前嶋とともに攻撃を牽引する。春高が自身初の全国大会。「お世話になった人のために全力でプレーする」。

 

#5久保田史弥(くぼた・ふみや)/3年/アウトサイドヒッター/身長184cm/最高到達点320cm/糸魚川中(新潟)

小学生時から父と磨いたレシーブと、ライト攻撃でチームに貢献。「インターハイ予選の悔しさをぶつける。優勝して月岡(裕二)監督に恩返ししたい」。

 

#6樋口 響(ひぐち・ひびき)/3年/セッター/身長175cm/最高到達点311cm/押原中(山梨)1年生時か

らレギュラーの経験豊富な司令塔。クイックを絡めながら、多彩な攻撃を仕掛ける。「やってきたことを出せるように。つなぎのバレーで日本一になる」。

 

#7渡邉 健(わたなべ・たける)/2年/ミドルブロッカー/身長186cm/最高到達点330cm/富士中(静岡)

高さのあるクイックを武器に、今季からレギュラー入り。「3年生に頼らないように」と強い気持ちで自身と向き合う。自身初の全国大会へ「全力で楽しみたい」。

 

#12伊東昌輝(いとう・あきら)/2年/リベロ/身長172cm/最高到達点292cm/安田学園中(東京)

「好きなバレーに打ち込めるから」と安田学園中から日本航空高へ。次期キャプテンとして、ディグを武器に前嶋とともにチームを鼓舞。「絶対優勝して、来年にも生かしたい」。

 

 

 

(前列左から)九冨、髙木、舛本、平川(後列左から)平嶋、平田、荒谷

 

■鎮西高(熊本県代表)

#1平嶋 晃(ひらしま・あきら)/3年/ミドルブロッカー/身長196cm/最高到達点335cm/梅林中(福岡)

中学3年生時には全中選抜に選出。ブロックだけでなく、コース幅を広げたBクイックでもチームを引っ張る。「仲のいい仲間との最後の試合。楽しみながら、練習したことを出したい」。

 

#2平田悠真(ひらた・ゆうま)/2年/アウトサイドヒッター/身長192cm/最高到達点333cm/合志中(熊本)

高さのあるスパイクで、舛本とともにチームを牽引。昨夏のインターハイ以降は二段トスを打ちきる練習を増やした。「信頼している3年生ともっとバレーがしたいし、最後は勝たせたい」。

 

#3九冨鴻三(くとみ・こうざん)/主将/3年/セッター、アウトサイドヒッター/身長181cm/最高到達点325cm/第三亀戸中(東京)

インターハイでベスト6に選ばれた司令塔。1年生時は水町泰杜(早稲田大2年)らとプレーし、ブロックを磨いた。「高校でやってきたことを出して、みんなと日本一になりたい」。

 

#4舛本颯真(ますもと・そうま)/2年/アウトサイドヒッター/身長182cm/最高到達点335cm/龍田中(熊本)

インターハイ決勝(対駿台学園戦)で49得点をマークした絶対的エース。前衛後衛問わず幅広いコース幅で、相手のレシーブの間を打ち抜く。同校のOBである水町に憧れ、昨年度の春高以降はサーブレシーブを磨いた。「3年生は最後の大会。エースとして全部自分が決めきる気持ちで頑張る」。

 

#8荒谷柊馬(あらたに・とうま)/1年/ミドルブロッカー/身長190cm/最高到達点328cm/日出中(大分)

1年生唯一のレギュラー。昨夏のインターハイ後は「決勝では反応が遅れ、何もできなかった」とブロックを磨いてきた。「緊張するかもしれないけど、3年生と最後は笑って終わりたい」。

 

#11平川天翔(ひらかわ・てんしょう)/2年/セッター、アウトサイドヒッター/身長176cm/最高到達点323cm/長嶺中(熊本)

インターハイでは大会の3日前にAチームに昇格し、ツーセッターの一角を全う。春高では多彩なトスワークを心がける。「最高の形で3年生に引退してもらえるようにする」。

 

#12髙木大我(たかき・たいが)/3年/リベロ/身長175cm/最高到達点305cm/合志中(熊本)

インターハイではリベロ優秀選手に選出。得意のディグは世代トップクラス。「『ファインプレーはいらない』と畑野(久雄)先生(監督)に言われている。強い気持ちで一球一球をしっかり返したい」。

 

 

 男子決勝は明日1月9日(11:30試合開始予定)に東京体育館(東京都渋谷区)で行われる。

 

 

 

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