【春高】男子決勝、日本航空が鎮西にフルセット勝ちし、初の日本一に輝く!
- 2022.01.09
敗れた鎮西・舛本はIHの49得点を超える52得点を挙げる
「第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)」が1月5日(水)に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕。大会最終日の1月9日(日)は男子決勝が行われ、日本航空(山梨)と鎮西(熊本)が対戦した。
インターハイ王者の鎮西と関東大会王者の日本航空との一戦は、序盤から激しいラリーの応酬に。お互い持ち味のブロックとレシーブ力を生かし、攻撃を一発で決めさせない展開が続く。
第1、第2セットともに、ハイレベルな攻防が続いたが、両セットとも終盤で抜け出したのは鎮西。身長182cmの2年生エース#4舛本颯真が、点数がほしい場面でしっかりと得点につなげる活躍を見せて、鎮西が第1セットを25-20、第2セットを25-23で連取する。
第3セットも終盤まで拮抗した展開。鎮西は#4舛本を中心に、その対角を担う#2平田悠真やミドルブロッカーの#1平嶋晃が要所で決めていき、強さを見せる。特に#4舛本が大車輪の活躍を見せ、この試合41得点目となるスパイクで鎮西が先に23点目を奪取。しかし、最後までしつこく拾ってつなぐコンビバレーを続けた日本航空が、ここから3連続得点で逆転に成功。25-23で日本航空がセットを取り返した。
第4セットは第3セット終盤の勢いに乗った日本航空が終始リードする展開に。司令塔#7樋口がアタッカー陣を自在に操り、#1前嶋悠仁、#4小林柊司の速い攻撃や#3利川慈苑の高さと速さのあるクイックなどで得点。束になって襲いかかった日本航空が第4セットを25-19で取り、セットオールに追いついた。
そしてファイナルセットで、完全に流れをつかんだ日本航空が序盤からリードする展開に。鎮西もエース#4舛本がレフト、ライト、そしてバックセンターからスパイクを決めるなど、インターハイ決勝の49得点を超える52得点を挙げる活躍を見せたが、流れを取り戻すことができない。最後まで拾ってつなぐコンビバレーを貫いた日本航空が第5セットを15-11で奪取し、念願の初優勝を果たした。