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駿台学園が福井工大附福井を下し大会連覇 インターハイとの二冠を達成【春高2024】

  • 2024.01.08

大会連覇を達成した駿台学園(東京)【写真:月刊バレーボール】

 

 第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)は大会最終日を迎え、駿台学園(東京)と福井工大附福井(福井)による男子決勝が、1月8日(月・祝)に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた。 

 

 大会連覇を狙う駿台学園(東京)と、初の決勝進出を果たした福井工大附福井(福井)が対戦。

 第1セットはサイドアウトを取り合う展開。駿台学園がクイックや強打を織り交ぜた攻撃、福井工大附福井は堤凰惺のスパイクと能美偉時のバックアタックを中心とした攻撃で互いに1点を重ねていく。ゲームが動いたのはセット中盤、福井工大附福井が堤のスパイクやブロックの連続ポイントで15-13とリードを奪った。勢いに乗りたい福井工大附福井だったが、駿台学園は交代出場の川野琢磨のスパイクで再逆転に成功。そのまま荒井貴穂の3連続得点などで引き離し、前回王者がセットを先取した。

 

 主導権を握った駿台学園は、第2セットも優位なゲーム展開。高澤大馳のサービスエース、秋本悠月のクイックなどの連続得点で先行すると、8-5から谷本悦司を中心とした粘り強い守備から6連続得点を奪い、一気に流れを引き寄せてセットを連取。

 

 第3セットも、三宅雄大のスパイクなどで連続得点を奪った駿台学園が、11-5とリードを奪う。しかし、ここから福井工大附福井が意地を見せた。山本快のサービスエースや堤のスパイクなどでブレイクを重ね、徐々に点差を詰めて18-16の2点差まで追い上げる。試合の流れを変えたくない駿台学園は、ここですかさずタイムアウト。直後のプレーで亀岡聖成がスパイクを決め、見事に悪い流れを切った。福井工大附福井も諦めることなく、堤のバックアタックや武田翔大のブロックなどで必死の反撃を見せるが、最後は三宅(雄)のスパイクがブロックアウトとなり、駿台学園が勝利。

 王者の風格を見せつけた駿台学園は、2年連続3度目の優勝を手にすることになった。

 

駿台学園(東京) 3(25-22,25-15,25-21)0 福井工大附福井(福井)

 

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