gv-logo

日本代表応援サイト

男子は全国制覇を目指す習志野が4年連続、女子は前回全国ベスト4の敬愛学園が2年連続の本戦出場【千葉県インターハイ予選】

TwitterFacebookLine

 4年連続のインターハイ出場を決めた習志野【写真:月刊バレーボール】

 

 

 令和6年度全国高等学校総合体育大会 千葉県予選会は6月22日に東金アリーナで最終日を迎えた。

 

 男子は6月初めに行われた関東大会でベスト4の成績を残した習志野が決勝で市立船橋に勝利し、4年連続39回目の本戦出場を決めた。昨年度の春高をはじめ、多くの経験を積んでいる岡田拓朗、菅原秀斗、桑田英雄がチームの中心となり、優勝の大本命とされていたが、一筋縄ではいかなかった。

 決勝の第1セット中盤から市立船橋にブレイクポイントを許し、逆転でセットを失う。第2セットも8-10とリードを許した状況で、あとがない習志野はエース桑田を投入した。コンディション不良で、準決勝も途中出場だった桑田は「とにかく明るく声を出してチームを盛り上げる一心でコートに入った」と、投入直後の最初のプレーで強烈なスパイクを決めた。その後、一進一退の攻防が続くが、試合は徐々に習志野ペースに。第1セットはなかなか決まらなかった菅原のスパイクで得点を重ね、第2セットを奪取した。勢いそのままに第3セットは圧倒的な展開に。最後は菅原のサービスエースでインターハイの切符をつかんだ。

 

 市立船橋は長く習志野で男子の監督を務めていた飯塚初義コーチが4月から着任。同じく今年度から指導している内山裕紀監督とともにチームを強化してきた。試合後、菅原は「今年の新人戦、関東予選で勝利していた市立船橋にスキを見せてしまい、自分たちのリズムにできなかった」と反省を述べた。それでも劣勢をはねのけ、逆転で勝利したことはいい経験になったという。鈴木明典監督も「全国大会前に修羅場をくぐり抜ける経験をできたのはよかった」と振り返った。菅原は目標のインターハイ優勝に向けて「ブロックとディグの関係を見直して、レシーブを強化したい」と課題をあげ、すでに先を見据えていた。

 

 

敬愛学園は2年連続の出場。昨年以上の結果を目指す【写真:月刊バレーボール】 

 

 女子は昨年のインターハイベスト4の敬愛学園が決勝で習志野を退け、2年連続18回目の本戦出場を決めた。

 昨年、躍進の立役者である諸橋未慈キャプテン、2年生サウスポー永盛仁子がチームの得点源となり、準決勝、決勝でも、滞空時間の長い難しいトスを決めきる場面が多く見られた。「ミスは多かったが、自分たちで修正できていて、よく頑張ってくれた」と上原典人監督。正セッターとして攻撃を組み立てた上原古都奈に対しても「1年生で頭脳であるセッターというポジションを任せたのは、勇気が必要だった。そこで優勝できたのは収穫」と称えた。

 

 習志野はエースの結束美南がU18日本代表としてアジア選手権に出場していたため、今大会は出場しなかった。敬愛学園にはそれが逆にプレッシャーとなり、絶対に勝利しなければという思いがあったという。「とにかく勝つことができてよかった」とマッチポイントで得点を決めた諸橋キャプテン。「自分が決めるという思いでプレーしていて、『最後(のトスを)も上げて』とセッターに伝えていた」と強い気持ちが最後の得点を生んだ。エースの永盛はインターハイに向けて「昨年とは違い、コンビも使うことができている。リベンジを果たして日本一をつかみたい」と今年に懸ける意気込みを語った。

 

 

チームをプレーで引っ張った諸橋キャプテン【写真:月刊バレーボール】

 

 

【千葉県予選最終日の結果】

 

■男子

<準決勝>

習志野 2(25-1325-13)0 八千代松陰

市立船橋 2(25-1825-19)0 東京学館船橋

 

<3位決定戦>

八千代松陰 2(25-2025-19)0 東京学館船橋

 

<決勝>

習志野 2(20-2525-2225-12)1 市立船橋

 

 

■女子

<準決勝>

敬愛学園 2(25-1726-24)0 市立柏

習志野 2(25-2225-23)0 市立船橋

 

<3位決定戦>

市立船橋 2(25-1325-12)0 市立柏

 

<決勝>

敬愛学園 2(25-1825-23)0 習志野

 

■男子は埼玉栄が3年ぶり、女子は初優勝の狭山ヶ丘がインターハイ埼玉県代表に決定

■「高速立体バレー」を掲げる京都橘高が25年連続のV 男子日本代表もお手本に本戦の頂点へ【京都府インターハイ予選(女子)】

■目標の日本一へ 洛南高がライバル東山高を下して3年ぶりに本戦へ【京都府インターハイ予選(男子)】

■男子は昇陽、女子は金蘭会と大阪国際がインターハイ大阪代表に決定

■川内商工高と鹿児島実高がインターハイ鹿児島代表に決定

TwitterFacebookLine

CONTENTS

インターハイ2024トップに戻る

インターハイバックナンバー


インターハイ2024選手名鑑

インターハイ2024記事一覧

2024.06.25
駿台学園高 手の内を見せず連覇が懸かる本戦へ 駒澤大高は昨年度の春高に続く全国切符【東京都インターハイ予選(男子)】
2024.06.25
1、2年生主体のチームで八王子実践が2年ぶり、前回インターハイ女王の下北沢成徳が8年連続の本戦出場【東京都インターハイ予選(女子)】
2024.06.24
男子は全国制覇を目指す習志野が4年連続、女子は前回全国ベスト4の敬愛学園が2年連続の本戦出場【千葉県インターハイ予選】
2024.06.24
男子は埼玉栄が3年ぶり、女子は初優勝の狭山ヶ丘がインターハイ埼玉県代表に決定
2024.06.18
「高速立体バレー」を掲げる京都橘高が25年連続のV 男子日本代表もお手本に本戦の頂点へ【京都府インターハイ予選(女子)】
2024.06.18
目標の日本一へ 洛南高がライバル東山高を下して3年ぶりに本戦へ【京都府インターハイ予選(男子)】
2024.06.18
インターハイ2024 全国各地で予選開催中【6/8~6/17・出場校一覧】
2024.06.10
男子は昇陽、女子は金蘭会と大阪国際がインターハイ大阪代表に決定
2024.06.06
インターハイ2024 全国各地で予選開催中【5/29~6/4・出場校一覧】
2024.06.04
川内商工高と鹿児島実高がインターハイ鹿児島代表に決定
2024.05.29
インターハイ2024 高知を皮切りに続々と出場校が決定【5/20~5/28・出場校一覧】
2024.05.29
東福岡高が昨年のリベンジを果たして2年ぶりのインターハイへ 持ち味のコンビバレーにさらに磨き
2024.05.29
福岡工大附城東高が2年ぶりの優勝 2度の九州大会準優勝&県内二冠で過去最高の夏へ
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn