gv-logo

春高2025

男子は埼玉栄が3年ぶり、女子は初優勝の狭山ヶ丘がインターハイ埼玉県代表に決定

TwitterFacebookLine

3年ぶりのインターハイ出場を決めた埼玉栄

 

 

 インターハイ出場を目指した全国都道府県の予選もいよいよ終盤となり、6月21日には令和6年度 全国高等学校総合体育大会 埼玉県予選会が所沢市民体育館で最終日を迎えた。

 

 男子は、6月初めの関東大会でベスト4の成績を残した埼玉栄が3年ぶり12回目のインターハイ出場を決定。安定した攻守で展開をリードし、全6試合でストレート勝ちを収めた。キャプテン中村健太郎は関東大会後に「自分たちの代が入学してからインターハイには行けていないので、今年こそは何が何でも」と語っていたが、まさに有言実行でその願いをかなえた。「ここまで練習の雰囲気のよさを大切にやってきました。それが今回の結果につながったと思います」と中村はチームの一体感を勝因の一つとして語り、自身の代では最初で最後となるインターハイでの健闘を誓った。

 

 

悲願のインターハイ初出場を勝ち取った狭山ヶ丘

 

 一方、波乱の展開となったのが女子。関東大会は1回戦敗退に終わった狭山ヶ丘が、準決勝では2021、22年の県代表である細田学園をストレートで、決勝では昨年の県代表である春日部共栄を逆転で下して初優勝を飾り、待望のインターハイ出場権を獲得した。

 狭山ヶ丘の引地美果監督は「関東大会もバレーボール自体は決して悪くはなかったのですが、ジュースなど競った場面の勝負どころの弱さがあり、そこに重点を置いて練習してきました」と語る。今年から取り組んでいるというメンタルトレーニングもその成果が発揮され、「決勝は先にセットを取られても、とても落ち着いていました」と選手たちの成長に目を細めた。

 

 スタメンの平均身長は165.5㎝と決してサイズがあるわけではないが、キャプテン藤野美花を中心とした心底からの明るい雰囲気や粘りのレシーブ、サウスポー倉田友鈴の高い決定力などを武器に、チームの歴史に新たな1ページを記した。

「2年前、自分たちが1年生のときに決勝で負けてしまいましたが、いつも惜しいところで勝ちきれないのが自分たちの弱さだったので、最後の試合に勝ちきれたのは本当によかった」と笑顔で語った藤野。「かっこつけずに、自分たちのバレーを貫き通して頑張りたい」と初の夏舞台への思いを言葉にした。

 

 

狭山ヶ丘優勝の瞬間

 

 

【埼玉県予選最終日の結果】

 

■男子

<準決勝>

埼玉栄 2(25-11,25-13)0 越谷南

昌平 2(25-13,25-15)0 深谷

 

<3位決定戦>

越谷南 2(25-23,25-22)0 深谷

 

<決勝>

埼玉栄 2(25-15,25-21)0 昌平

 

■女子

<準決勝>

春日部共栄 2(25-17,25-19)0 本庄一

狭山ヶ丘 2(25-20,25-18)0 細田学園

 

<3位決定戦>

細田学園 2(25-18,23-25,25-23)1 本庄一

 

<決勝>

狭山ヶ丘 2(19-25,26-24,25-20)1 春日部共栄

 

■「高速立体バレー」を掲げる京都橘高が25年連続のV 男子日本代表もお手本に本戦の頂点へ【京都府インターハイ予選(女子)】

■目標の日本一へ 洛南高がライバル東山高を下して3年ぶりに本戦へ【京都府インターハイ予選(男子)】

■男子は昇陽、女子は金蘭会と大阪国際がインターハイ大阪代表に決定

■川内商工高と鹿児島実高がインターハイ鹿児島代表に決定

TwitterFacebookLine

CONTENTS

インターハイ2024トップに戻る

インターハイバックナンバー


インターハイ2024選手名鑑

インターハイ2024記事一覧

2024.08.20
「焦って、泣いて」平野シアラが左足の手術から復帰 大きなピースが加わり金蘭会高が日本一【北部九州インターハイ2024】
2024.08.19
東九州龍谷高、忠願寺姉妹の父・貴博さん 「どんな方にも応援される人に」
2024.08.04
駿台学園が連覇を達成 男子最終順位と個人賞、全試合結果一覧【北部九州インターハイ2024】
2024.08.04
駿台学園が東福岡を下し、2年連続3度目の優勝【北部九州インターハイ2024】
2024.08.04
男子大会の栄冠をつかむのは? 四強チームの勝ち上がりをチェック【北部九州インターハイ2024】
2024.08.03
前回大会王者の駿台学園や洛南などがベスト4進出 男子3日目(8/3)全12試合結果と最終日(8/4)の試合予定【北部九州インターハイ2024】
2024.08.03
駿台学園が高川学園を下して準決勝に進出【北部九州インターハイ2024】
2024.08.03
正セッター樋口が骨折の洛南が2試合連続の逆転勝ちで3回戦へ 細田監督「真の王者になれるか試されている」 【北部九州インターハイ2024】
2024.08.02
ベスト4進出チームが決まる男子3日目(8/3)決勝トーナメント3回戦・準々決勝全12試合の紹介【北部九州インターハイ2024】
2024.08.02
連覇を目指す駿台学園が3回戦へ 男子2日目(8/2)決勝トーナメント全21試合結果 【北部九州インターハイ2024】
2024.08.02
前回大会優勝の駿台学園がストレートで勝利し3回戦へ【北部九州インターハイ2024】
2024.08.01
シード校の駿台学園が登場 男子2日目(8/2)決勝トーナメント1,2回戦全21試合を紹介 【北部九州インターハイ2024】
2024.08.01
男子初日(8/1)の予選グループ戦と敗者復活戦全36試合の結果【北部九州インターハイ2024】
2024.08.01
春高準優勝の福井工大附福井が予選グループ戦で都城工に逆転勝利【北部九州インターハイ2024】
2024.07.31
いよいよ開幕 男子初日(8/1)の全36試合を紹介【北部九州インターハイ2024】
2024.07.30
川野琢磨、中上烈ら将来有望な10選手【北部九州インターハイ(バレーボール男子)】
2024.07.29
金蘭会が2年ぶりの優勝 女子最終順位と個人賞、全試合結果一覧【北部九州インターハイ2024】
2024.07.29
金蘭会が就実を下して2年ぶり3回目の栄冠【北部九州インターハイ2024】
2024.07.29
女子大会の頂点に立つのは? ベスト4チームの勝ち上がりをチェック【北部九州インターハイ2024】
2024.07.28
春高女王の就実や地元大分の東九州龍谷などが準決勝へ 女子3日目(7/28)全12試合結果と最終日(7/29)の試合予定【北部九州インターハイ2024】
  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn