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春高2025

駿台学園高 手の内を見せず連覇が懸かる本戦へ 駒澤大高は昨年度の春高に続く全国切符【東京都インターハイ予選(男子)】

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令和6年度東京都高等学校総合体育大会 国民体育大会予選会は、623日(日)に東京体育館で大会最終日が行われた。ベスト4チームによる代表決定戦(リーグ)の末、男子は優勝した駿台学園高と、準優勝の駒澤大高が本戦出場を決めた

 

 

駿台学園高はサウスポー#9畠ら多くの1年生が経験を積んだ【写真:月刊バレーボール】

 

 

駿台学園高

1年生も起用しながら

全試合ストレート勝ち

 

 今年の春高で連覇した駿台学園高は、リーグ戦3試合すべてでストレート勝ち。今季も高校男子をリードしていきそうな強豪が、危なげなく都予選を突破した。

 

 梅川大介監督が「誰が出ればどれぐらいの実力でやれるのかを見ていました」というように、全試合でスタメンを変更。「2年生がちょっと手薄なので、来年の東京都予選も考えて」と1年生も多くコートに立った。なかでも第1、第2試合で先発出場したサウスポー畠昊太郎や、昨年度の全国中学生選抜に選ばれた身長194㎝の小布施琢磨らが力を見せ、毎年春高が行われる東京体育館で経験を積んだ。

 

 昨年度は堅いディフェンスを武器に春高連覇を成し遂げたが、今年度は身長197㎝のエース川野琢磨、パワフルなスパイクが光る櫻井信人らによる高い攻撃力が持ち味。高校男子では唯一出場した5月の第72回黒鷲旗全日本男女選抜大会では、V2王者の北海道イエロースターズとフルセットにもつれ込む激闘を繰り広げた。

 

 今大会は指揮官が「攻撃のパターンや選手の起用であったり、いろいろ制限があるなかで取り組んでいました」と明かしたように、本戦に向けて手の内は見せず。課題のディフェンスに磨きをかけ、連覇が懸かる本戦でそのベールを脱ぐ。

 

 

厚い選手層で連覇を狙う駿台学園高【写真:月刊バレーボール】

 

駒澤大高

初戦で黒星も

1勝2敗の三つ巴を制す

 

 昨年度36年ぶりに春高を経験した駒澤大高が、大混戦を抜け出した。

 

 初戦で東洋高にフルセットの末に敗戦。続く日本学園高戦はストレート勝ちしたが、駿台学園高にはストレート負けを喫し、12敗に。3校が並んだが、セット率の差で準優勝に輝いた。戸田光信監督は「ほんとうに生徒たちが頑張った結果。練習の挑み方など、努力の成果によって運も流れもつかめたのかなと思います」とたたえた。

 

 今年2月に第21回全日本ジュニアオールスタードリームマッチに出場した木村光希をチームの軸に据え、金田雅斗キャプテン、永田心之輔ら経験豊富な選手もそろう。本戦に向け、木村は「駿台学園と対戦するくらいのところまで勝ち進みたい」と高みを見据えた。

 

 

本戦の出場が決まり、喜びを表現する駒澤大高の選手たち。日本学園高の選手たちもたたえる

 

■最終順位

1位 駿台学園  30

2位 駒澤大高  12敗(セット率0.75

3位 日本学園  12敗(セット率0.50

4位 東洋    12敗(セット率0.40

 

<第1試合>

駿台学園 225-1425-170 日本学園

東洋 216-2525-2225-221 駒澤大高

 

<第2試合>

駿台学園 225-2025-130 東洋

駒澤大高 228-2625-130 日本学園

 

<第3試合>

駿台学園 225-2125-160 駒澤大高

日本学園 2(25-20、25-23)0 東洋

 

■1、2年生主体のチームで八王子実践が2年ぶり、前回インターハイ女王の下北沢成徳が8年連続の本戦出場【東京都インターハイ予選(女子)】

■男子は全国制覇を目指す習志野が4年連続、女子は前回全国ベスト4の敬愛学園が2年連続の本戦出場【千葉県インターハイ予選】

■男子は埼玉栄が3年ぶり、女子は初優勝の狭山ヶ丘がインターハイ埼玉県代表に決定

■男子は昇陽、女子は金蘭会と大阪国際がインターハイ大阪代表に決定

■川内商工高と鹿児島実高がインターハイ鹿児島代表に決定

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