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春高2025

春高MVPの福村心優美ら将来が楽しみな10人のスパイカー【北部九州インターハイ(バレーボール女子)】

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令和6年度全国高等学校総合体育大会(女子)が7月25日(木)からダイハツ九州アリーナ(大分県中津市)ほかで行われる。下級生時から経験を積み、将来が楽しみな選手がそろう3年生を中心に、今大会注目のスパイカーを紹介する

 

 

福村心優美(就実高)

 

 

福村心優美(就実高〔岡山〕)

ふくむら・こゆみ/3年/身長177㎝/最高到達点295㎝/栄進中(埼玉)/アウトサイドヒッター

伝統校のエースナンバー「4」を1年生時から背負い、優勝した昨年度の春高では最優秀選手賞に輝いた。クロスへの強烈なスパイクは、相手のレシーブを弾き飛ばす。2年生時に春高を制し、同じ賞に輝いた深澤めぐみ(久光)と同じ道をたどるが、その重圧をはねのけられるか。

 

髙橋 凪(就実高〔岡山〕)

たかはし・なぎ/3年/身長167㎝/最高到達点292㎝/就実中(岡山)/アウトサイドヒッター

1年生時から福村の対角を務め、昨年度の春高では優秀選手賞に選ばれる活躍。身長をカバーする高い跳躍力と、堅いディフェンスで攻守ともにチームに不可欠な存在に。得意のストレートへのスパイクに加えて攻撃の幅を広げており、大舞台で進化した姿を見せる。

 

イェーモンミャ(下北沢成徳高〔東京〕)

3年/身長175㎝/最高到達点300㎝/北沢中(東京)/アウトサイドヒッター

レギュラーをつかんだ昨シーズンは、インターハイ、国体で2度の日本一。春高では決勝で就実高に敗れたが、好成績を残し続けた。強打だけでなく相手のコートをよく見た引き出しの多いスパイクが光る。強いリーダーシップで仲間を鼓舞し、コートになくてはならないキャプテン。

 

西村美波(金蘭会高〔大阪〕)

にしむら・みなみ/3年/身長178㎝/最高到達点296㎝/金蘭会中(大阪)/アウトサイドヒッター

1年生時からエースの一角を務め、7月の2024女子U20アジア選手権大会では自身初の国際大会も経験。最高学年を迎え、バックアタックに磨きをかける。1年生時のインターハイを最後に遠ざかる日本一。キャプテンとしても仲間に最高の景色を見せる。

大森咲愛(金蘭会高〔大阪〕)

おおもり・さえ/3年/身長173㎝/最高到達点298㎝/小野中(愛媛)/アウトサイドヒッター

西村らとともに出場した2024女子U20アジア選手権大会では主力としてプレーするなど、1年生時から国際大会経験豊富。素早い助走から流れるようにバックアタックを放つ。今季からレギュラーに定着し、西村とともに得点源としてチームを引っ張る。

 

 

金蘭会高の(左から)西村美波、大森咲愛

 

北川美桜(松山東雲高〔愛媛〕)

きたがわ・みお/3年/身長177㎝/最高到達点300㎝/松山東雲中(愛媛)/ミドルブロッカー、オポジット

2年生時には第18回世界U19女子選手権大会に出場するなど、下級生時から世界を相手にプレー。ライト側からも放つスパイクと、高いブロックを武器に、2年ぶりに全国大会への道を切り開いた。父は愛知工大名電高(愛知)で指揮を執る北川祐介監督。

 

村瀬アンジェリーナ梨里(高知中央高〔高知〕)

むらせあんじぇりーなりり/3年/身長181㎝/最高到達点299㎝/城南学園中(大阪)/ミドルブロッカー、オポジット

パワフルなスパイクが光るサウスポー。中学3年生時のJOC杯ではオリンピック有望選手に選ばれた。昨年度はインターハイ、春高に出場し、今年6月には2024女子U18アジア選手権大会を経験。成長したプレーを発揮し、エースの働きを見せる。

 

馬場柚希(金蘭会高〔大阪〕)

ばば・ゆずき/2年/身長180㎝/最高到達点296㎝/安倉中(兵庫)/ミドルブロッカー、アウトサイドヒッター

中学時代から国際大会経験豊富で、今年はU18日本代表として2024女子U18アジア選手権大会に出場。高さを生かしたスパイクはもちろん、池条義則監督も認める安定したサーブレシーブが光る。日本代表の林琴奈をお手本に、目指すはオールラウンダーだ。

 

中川いちの(古川学園高〔宮城〕)

なかがわ・いちの/2年/身長183㎝/最高到達点295㎝/志波姫中(宮城)/ミドルブロッカー

古川学園高では入学直後からレギュラー。今年6月の2024女子U18アジア選手権大会で国際大会デビューを果たし、2次ラウンドの韓国戦からファイナルの中国戦までスタメンとして活躍した。2年生中心のチームを、高さを生かしたスパイクとブロックでけん引する。

 

忠願寺莉桜(東九州龍谷高〔大分〕)

ちゅうがんじ・りおん/1年/身長181㎝/最高到達点297㎝/稙田南中(大分)/オポジット

中学3年生時にはU16日本代表、全国中学生選抜を経験し、JOC杯ではJOCJVAカップを受賞した世代トップのスパイカー。今年6月の2024女子U18アジア選手権大会ではベストオポジット賞を手にした。左腕から繰り出す強弱の効いたスパイクだけでなく、レシーブやトスなど器用なプレーが光る。

 

 

忠願寺莉桜(東九州龍谷)

 

文・写真/田中風太(編集部)

 

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