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混戦を制し市立船橋が3大会ぶりの本戦へ【インターハイ2022千葉予選(女子)】
- 2022.06.27
令和4年度千葉県高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(女子)が東金アリーナ(千葉)で6月25日(土)に行われ、市立船橋高が優勝し本戦出場を決めた。市立船橋高は2018年以来3大会ぶり27回目の出場。
なお女子のインターハイ本戦は、7月28日(木)から徳島県で行われる。
※出場回数は2020年度の中止大会を含まない
混戦模様の千葉を、市立船橋高が制した。
5月に行われた関東大会県予選では、敬愛学園高が3年連続の優勝を飾ったが、準決勝以降はすべてフルセット。ベスト4に終わっても「飛び抜けたチームはいない。やらねばならないことを整理しました」と市立船橋高の浅井学監督。と地に足をつけて今大会に臨んだ。
準決勝の習志野高戦では第1セットのジュースをものにし、ストレート勝ちで決勝へ。3大会連続本戦出場している敬愛学園高に対し、第1セットは今大会に向けて強化した守りを起点に、川嶋夏未、竹村莉琉郁(ともに3年)の両エースを軸に攻撃。終盤までもつれる展開となったが、川嶋のブロックアウトと相手のミスでセットを奪った。しかし、第2セットは終盤の連続失点で一方的な展開となり、最終第3セットに勝負を懸けた。
中盤に逆転を許し、その後は我慢の展開に。それでも、「絶対に後ろを向かないで、気持ちだけは負けないという声を掛け合いました」(田原春菜キャプテン)と踏ん張り、川嶋と尾﨑俐名エジンネのスパイクなど3連続得点で20-18と逆転。そこから竹村が着実に得点を重ね、歓喜の瞬間につなげた。浅井監督は「3年生がよくやりましたね。きょうはできすぎくんです(笑)」と選手たちをたたえた。
3大会ぶりの本戦出場となり、浅井監督は「(全国大会は)もう忘れてしまいました」と笑顔を見せながら、期待を込めた。「全国でメダルを取ることを目標にしています。一戦一戦大事に戦って、この大会で一皮剥けてほしいですね」。田原キャプテンは「うれしい気持ちとともに、本戦に向けてもっと強化したいです。インターハイでは一つ一つのプレーをていねいに戦いたいです」と決意した。
文/田中風太 写真/中川和泉
25日の試合結果
準決勝
敬愛学園 2(25-20,25-18)0 植草学園大附
市立船橋 2(27-25,25-14)0 習志野
決勝
市立船橋2(25-23,14-25,25-22)1 敬愛学園