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【四国インターハイ2022】鎮西と東福岡が準決勝でみたび激突 燃える両エース【バレー】

  • 2022.08.07

 

 対する東福岡の川野史童も、同じエースとして負けっぱなしでは終われない。準々決勝で聖隷クリストファー(静岡)にストレート勝ちし、鎮西が待つ準決勝へ。身長199㎝のエース川野史童は、「ベスト4まできて、去年と九州大会のリベンジができる。絶対に鎮西に勝って、決勝にいきたいです」と力強く語った。

 

リベンジを狙う東福岡の川野

 

 鎮西の舛本同様、チームを背負う者として、その差を突きつけられた。6月の九州大会。川野は昨夏のインターハイのリベンジに燃えていた。徹底的なマークが実り、舛本のスパイクをワンタッチから切り返し、勝負どころでトスは川野へ。だが、相手のレシーブに阻まれ、第1セットを26-24で奪いきれず。第2セットは川野のスパイクが外れて敗れた。「勝負どころで決められず、エース対決は颯真に負けました」とうつむいた。

 

 今大会は川野だけでなく、U18日本代表候補である葭原逢太ら多彩な攻撃を見せる。だが、大事なところで託されるのはやはりエース。藤元聡一監督は言う。「インターハイは新チームとしては初の全国大会なので、試合の中で覚醒する選手が必ず出てきます。それが誰になるのか、というところがキー。うちで言えば当然史童と葭原。打ち負けんくらいになれるかどうかでしょうね」。

 

 川野はスタメン唯一の1年生として2020年の春高では優勝を経験。その後は「わかっても止められないエースになれ」と藤元監督から期待を込められ、重責を担ってきた。だが、昨年度はインターハイでベスト4、春高ベスト8と頂点には届かず。今大会前に語った「本戦でリベンジして1位になりたい。自分の殻を破って、颯真を超えるエースになりたい」という言葉を、強い願望で現実にする。

 

8月7日の試合予定(準決勝、決勝)
準決勝
鎮西ー東福岡
松本国際ー東山

 

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