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春高2025

セリエA[第10節]ペルージャが6連勝で弾み(第13節)

  • 海外
  • 2019.12.10

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 今シーズンは世界クラブ選手権やヨーロッパチャンピオンズリーグの日程の都合上から、そちらへの参加チームは日程を変更するケースが見られます。12月初旬のカードを総まとめ!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■“キング”と“マグナム”が大暴れ!! トレンティーノを下し、ペルージャは6連勝でチャンピオンズリーグへ

[MATCH OF THE ROUND]

◆<第13節>ペルージャ 3(25-21,20-25,25-19,25-23)1 トレンティーノ

 白いTシャツでホーム『パラバートン』の観客席を染める熱狂的なファンたち、通称“シルマニアチ”から日々、大声援が送られるペルージャ。2017-18シーズンにはリーグ初優勝を遂げるなど、今や“トップ4”の一角を占める強豪クラブだ。今シーズンはフィタル・ヘイネン監督(ポーランド代表監督)を招聘し、まずはスーペルコッパ(スーパーカップ戦)を優勝。スーペルリーガではレギュラーシーズン5戦目のルーベ戦で初黒星を喫するも、その後は着実に勝ち星を重ねた。そうして前倒しで実施された第13節の相手はトレンティーノだった。

 この試合で火を吹いたのは、ペルージャが誇る2大アタッカー。“キング”ことOHウィルフレド・レオン(ポーランド)と“マグナム”ことOPアレクサンダル・アタナエシエビッチ(セルビア)だった。レオンは3本のサービスエースを含む23得点をマーク、アタナシエビッチはアタック決定率63%の豪打を炸裂させ、チーム最多の26得点をあげる。トレンティーノとの“トップ4”対決を制し、リーグ戦6連勝。12月上旬に控えたチャンピオンズリーグへ弾みをつけた。

 ちなみに、“キング”や“マグナム”、以前に紹介したLマッシモ・コラーチの“ピラニア”はチームが独自につけた愛称。プレースタイルにちなんだユニークなアイディアだ。

アタナシエビッチ(写真中央)が3枚ブロックの上からスパイクを打ち抜く

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ヴェローナ 3(25-15,25-21,25-19)1 チステルナ(※前ラティーナ)

 ヴェローナはOPステファン・ボワイエ(フランス)が両チーム通じて最多23得点の活躍を見せて、連敗を3でストップさせた。なお、このゲームを最後にラティーナ(正式名称『トップバレー・ラティーナ』)は、『トップバレー・チステルナ』へと名称を変更、12月5日にホームページで正式に発表された。なお、チステルナは自治体の名称とのこと。

ヴェローナの3枚ブロック

パドヴァ 3(25-22,21-25,19-25,25-22,15-10)2 ミラノ

 ホームでミラノを迎えたパドヴァ、この日の主役はOH石川祐希(日本)!! 両チーム通じて最多5本のサービスエースをマークし、総得点は19点とOPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)の22得点に次ぐ数字。フルセットを制する立役者となった石川は今シーズン3度目のMVPに選出された。

チームを上昇気流へといざなう石川(写真中央)

モデナ 3(25-15,25-15,24-26,25-22)1 モンツァ

 モデナはOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)が4本のブロックポイントに3本のサービスエースを含む20得点と大車輪の活躍を見せて、3連勝を飾った。

モンツァのOPバルトシュ・クレク(ポーランド)のアタックもベドノシュにはね返される

ピアチェンツァ 3(25-15,23-25,23-25,25-21,16-14)2 ソラ

 フルセットの激闘を制したピアチェンツァは両ミドルブロッカーが躍動!! MBペータル・クルスマノビッチ(セルビア)が5本、MBドラガン・スタンコビッチ(セルビア)が4本のブロックポイントをあげた。対するソラ、OHホア・ラファエル(ブラジル)が29得点と気を吐いたが…4連敗。

ソラのOHクポノ・フェイ(アメリカ)はレシーブで奮闘

ラヴェンナ 3(25-20,22-25,25-21,22-25,15-13)2 ヴァレンティア

 ラヴェンナはMBアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)がチーム最多5本のブロックポイント、OPシャローン・バーノン-エバンス(カナダ)が22得点と役者たちがきっちりを仕事を果たし、フルセットを制した。

最後まで両者一歩も譲らぬ戦いに

◆<第9節>ミラノ 3(22-25,25-17,25-19,25-18)1 ヴァレンティア

 ミラノはOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が驚異の6本のサービスエースをマーク、OHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)も20得点をあげたほか、チームとしても計14本のブロックポイントをあげて、ヴァレンティアを圧倒した。

闘志を爆発させるペトリッチ。プレーを見ていて胸が熱くなる選手だ

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round10終了時)》※ペルージャは休息週 ※第10節のルーベvs.トレンティーノは現地12月22日に実施予定

1 ルーべ 10勝0敗(勝ち点29)-

2 ペルージャ 9勝2敗(勝ち点25)-

3 モデナ 8勝1敗(勝ち点24)-

4 トレンティーノ 7勝3敗(勝ち点21)-

5 ミラノ 5勝4敗(勝ち点16)-

6 パドヴァ 5勝4敗(勝ち点14)-

7 ヴェローナ 4勝6敗(勝ち点12)▲

8 ラヴェンナ 4勝6敗(勝ち点12)▼

9 ピアチェンツァ 4勝5敗(勝ち点9)▲

10 モンツァ 2勝7(勝ち点9)▼

11 チステルナ(前ラティーナ) 2勝7敗(勝ち点6)-

12 ヴァレンティア 1勝8敗(勝ち点5)-

13 ソラ 1勝9敗(勝ち点4)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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