ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 前年度王者のルーベを筆頭に、ペルージャ、モデナ、トレンティーノは「トップ4」と称されますが、シーズン早々に波乱が…(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■前倒しで実施の第4節。アブデルアジズが大活躍のミラノがペルージャ撃破
[MATCH OF THE ROUND]
◆<第4節>ミラノ 3(25-19,25-21,25-22)0 ペルージャ
11月10日の第4ラウンドが前倒しで実施され、ペルージャはホーム、パラ・バートンでミラノを迎え撃った。ワールドカップバレーやヨーロッパ選手権が終了してまもないこともあり、選手のコンデイションを配慮した起用が見られたペルージャだったが、これを勝機と捉えたのが、対するミラノ。エースのOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が得点を量産し、計26得点の大活躍を見せる。今季から加入したOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)が3本のサービスエースをマークするなど、攻め立てストレートで勝利した。
ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)がチーム最多16得点と奮闘したが、ホームで痛い初黒星を喫した
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◆ペルージャ 3(25-16,25-20,25-18)0 ヴェローナ
前倒しの第4節(上記)で初黒星を喫したペルージャは仕切り直しの第2節。この日はOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)がチーム最多17得点、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が11得点と続き、ストレート勝利。ホームの熱狂的ファン、通称“シルマニアチ”に勝利を届けた。
◆トレンティーノ 3(25-20,25-16,25-21)0 モンツァ
スパイカーの選手層が厚くなったトレンティーノ。この日は、OHにアーロン・ラッセル(アメリカ)とクレメン・チェブリ(スロベニア)を先発起用すると、ラッセルが12得点、チェブリが11得点をマーク。また、OPルカ・ベットーリ(イタリア)が13得点をあげて勝利した。
◆ルーベ 3(25-22,25-15,25-20)0 ミラノ
王者ルーベは、OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が4本、OHイオアンディ・レアル(ブラジル)が3本とサーブで攻め立て、勢いに乗るミラノを圧倒。ユアントレーナが計17得点をマークし、ストレート勝利を収めた。
◆パドヴァ 3(26-24,25-23,25-23)0 ヴァレンティア
パドヴァはMBアルベルト・ポロ(イタリア)が5本のブロックポイントをあげる活躍。OPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)が12得点、OHライリー・バーンズ(カナダ)が11得点をあげて、今季初白星をあげた。
◆ラヴェンナ 3(25-16,29-27,18-25,25-17)1 ソラ
ラヴェンナはOHテイス・テルホルスト(オランダ)が両チーム通じて最多27得点と活躍し勝ち切ってみせた。対するソラはOHホア・ラファエル(ブラジル)が3本のサービスエースを含むチーム最多17得点と奮闘。
◆モデナ 3(26-24,25-21,25-18)0 ピアチェンツァ
モデナはOPイバン・ザイツェフ(イタリア)、OHマシュー・アンダーソン(アメリカ)、OHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)がいずれも3本、チーム合計12本のサービスエースをマークし、ピアチェンツァを圧倒。ストレート勝利を収めた。
◆<第13節>ルーベ 3(26-24,25-21,25-18)0 ソラ
第2節を前に実施された第13節はルーベが、ソラを一蹴。OHイオアンディ・レアル(ブラジル)がチーム最多15得点をあげて勝利に導いた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round2終了時)》※ラティーナは休息週
1 ルーベ 3勝0敗(勝ち点9)▲
2 トレンティーノ 2勝0敗(勝ち点6)▲
3 モデナ 2勝0敗(勝ち点6)▼
4 ミラノ 2勝1敗(勝ち点6)▲
5 ペルージャ 2勝1敗(勝ち点5)▲
6 ヴェローナ 1勝1敗(勝ち点3)▼
7 パドヴァ 1勝1敗(勝ち点3)▲
8 ラヴェンナ 1勝1敗(勝ち点3)▲
9 ラティーナ 0勝1敗(勝ち点1)▼
10 ソラ 0勝3敗(勝ち点0)▲
11 ヴァレンティア 0勝1敗(勝ち点0)▼
12 ピアチェンツァ 0勝2敗(勝ち点0)▼
13 モンツァ 0勝2敗(勝ち点0)▼
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)