セリエA[第3節]ヴェローナは新戦力にさらなる期待
- 海外
- 2019.11.13
ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 今シーズンも各チームは新戦力を補強し、激しい戦いに臨んでいます。新加入選手が躍動したヴェローナと、スーペルリーガ昇格組のピアチェンツァの一戦からどうぞ!!(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■ムアグトゥティアの加入で攻撃陣の層は厚く。ヴェローナが接戦を制する
[MATCH OF THE ROUND]
◆ヴェローナ 3(25-22,25-27,25-23,18-25,15-13)2 ピアチェンツァ
昨シーズン6位のヴェローナ。OPステファン・ボワイエ(フランス)やMBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)は攻守の軸として変わらず、今季は“マテイ・カジースキ2世”の呼び声高い19歳の新鋭OHアスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア)や、ワールドカップバレー2019でいぶし銀の活躍を見せたOHギャレット・ムアグトゥティア(アメリカ)が加入し、攻撃の層が厚くなった。ホームで迎えた第3節、相手は今季から昇格したピアチェンツァで、試合は両者一歩も譲らぬ大接戦に。ヴェローナがフルセットを制した。
ボワイエがチーム最多26得点、ソレが4本のブロックポイントを含む15得点をあげたほか、アスパルホフが14得点、今季初出場となったムアグトゥティアが13得点と続いた。攻撃枚数が増えた今シーズン、目指すはトップ4撃破、そしてリーグタイトルだ。
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◆ルーベ 3(28-26,25-15,23-25,25-23)1 ラティーナ
今季もさらに積極的補強を敢行した前年度王者のルーベは、MBマテウシュ・ビエニエク(ポーランド)が4本のブロックポイント、OPアミル・ガフール(イラン)がチーム最多19得点をマークするなど“新加入組”が躍動。1セットを落としたが、快勝を収めた。
◆モデナ 3(25-10,25-18,25-15)0 ソラ
第1セットでソラを10得点に封じるなど、試合を通じて圧倒したモデナ。OHマシュー・アンダーソン(アメリカ)が4本のサービスエースを含むチーム最多13得点、OPイバン・ザイツェフ(イタリア)が12得点をあげた。
◆ペルージャ 3(25-19,19-25,25-18,20-25,18-16)2 モンツァ
フィタル・ヘイネン新監督の元、どこか手探り状態(?)な印象のペルージャ。この試合は今季加入のオレイ・プロトニスキー(ウクライナ)をOHとして先発出場し、第3セットはウィルフレド・レオン(ポーランド)と交代。第4セットからはOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)をベンチに下げて、プロトニスキーがOPへ、など目まぐるしく選手交代を繰り出して、勝利した。
◆ミラノ 3(27-25,25-16,25-20)0 ラヴェンナ
“フライングダッチマン”ことOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が驚愕の10本のサービスエースをあげるなど、攻め立てたミラノがラヴェンナを完封。アブデルアジズは両チーム通じて最多27得点をマークした。
◆トレンティーノ 3(25-16,21-25,25-18,25-22)1 ヴァレンティア
役者がそれぞれ務めを果たしたトレンティーノ。OHウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)がチーム最多21得点、MBスレチコ・リシナツ(セルビア)が5本のブロックポイント、OHクレメン・チェブリ(スロベニア)が3本のサービスエースをあげて勝ち切ってみせた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round3終了時)》※パドヴァは休息週
1 ルーベ 4勝0敗(勝ち点12)-
2 モデナ 3勝0敗(勝ち点9)▲
3 トレンティーノ 3勝0敗(勝ち点9)▼
4 ミラノ 3勝1敗(勝ち点9)-
5 ペルージャ 3勝1敗(勝ち点7)-
6 ヴェローナ 2勝1敗(勝ち点5)-
7 パドヴァ 1勝1敗(勝ち点3)-
8 ラヴェンナ 1勝2敗(勝ち点3)-
9 ラティーナ 0勝2敗(勝ち点1)-
10 ピアチェンツァ 0勝3敗(勝ち点1)▲
11 モンツァ 0勝3敗(勝ち点1)▲
12 ヴァレンティア 0勝2敗(勝ち点0)▼
13 ソラ 0勝4敗(勝ち点0)▼
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)