ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 前節までで未勝利チームは3つ。その中で、世界を代表するアタッカーを要するモンツァが初勝利を収めました。まずはその一戦から(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■2018年世界選手権MVPのクレクがエースの証明!! モンツァが待望の1勝目
[MATCH OF THE ROUND]
◆モンツァ 3(17-25,25-20,25-19,25-22)1 ラヴェンナ
今季、モンツァに加入したのは、ポーランド男子のエース、バルトシュ・クレク。2018年世界選手権優勝の立役者であり、同大会ではMVPにも輝いた。長らく世界のバレーボールシーンを代表するアタッカーの一人だ。そのクレクは、ポーランド・プラスリーガで過ごした昨シーズン終盤からケガに悩まされ、今年の代表シーズンは満足にプレーできず。10月のワールドカップバレー2019で、復帰を果たした。そうして、2014/15シーズン以来となるイタリア・セリエAのコートに立った。
その得点力はクラブでも猛威を振るい、第3節のペルージャ戦で33得点、第4節のラティーナ戦で31得点をマーク。いずれもフルセットの末に破れ、孤軍奮闘が続いたが、第5節のラヴェンナ戦で待望の今季初勝利!! 29得点をあげたクレクは試合のMVPに選ばれた。
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◆トレンティーノ 3(25-20,25-21,19-25,25-14)1 ピアチェンツァ
前節でスーペルリーガ昇格初勝利をあげたピアチェンツァはOHディック・コーイ(イタリア)が14得点をあげて、チームをリードするも、トレンティーノの前に敗北。トレンティーノはOPルカ・ベットーリ(イタリア)が最多21得点をマークし、開幕5連勝!!
◆モデナ 3(25-22,25-14,28-26)0 ラティーナ
モデナはOHマシュー・アンダーソン(アメリカ)が4本、OPイバン・ザイツェフ(イタリア)が3本、と計10本のサービスエースで攻め立て、ストレート勝ち。ラティーナはサーブレシーブで苦しんだ。
◆ルーベ 3(25-22,25-16,25-19)0 ヴェローナ
今季からキャプテンを務めるOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)は3本のサービスエース、3本のブロックポイントを含む、チーム最多20得点でヴェローナを粉砕。OPアミル・ガフール(イラン)が12得点と続いた。
◆ペルージャ 3(25-17,19-25,25-21,25-18)1 パドヴァ
ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が両チーム通じて最多23得点をあげて勝利。対するパドヴァはOPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)がチーム最多18得点。OH石川祐希(日本)は15得点と続き、そのうちサービスエース3本はチームでトップの数字だった。
◆ソラ 3(25-14,25-22,27-25)0 ヴァレンティア
今季未勝利どうしの一戦は、ソラがOPラジビョン・ミスケビッチ(ベラルーシ)がチーム最多17得点、OHホア・ラファエル(ブラジル)が16得点と続き、ストレート勝ち。今季1勝目をあげた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round5終了時)》※ミラノは休息週
1 ルーベ 6勝0敗(勝ち点18)-
2 モデナ 5勝0敗(勝ち点15)-
3 トレンティーノ 5勝0敗(勝ち点14)-
4 ペルージャ 4勝2敗(勝ち点10)▲
5 ミラノ 3勝1敗(勝ち点9)▼
6 パドヴァ 2勝2敗(勝ち点6)-
7 ヴェローナ 2勝3敗(勝ち点6)-
8 モンツァ 1勝4敗(勝ち点5)▲
9 ラティーナ 1勝3敗(勝ち点3)▼
10 ピアチェンツァ 1勝4敗(勝ち点3)▼
11 ラヴェンナ 1勝4敗(勝ち点3)▼
12 ソラ 1勝5敗(勝ち点3)▲
13 ヴァレンティア 0勝4敗(勝ち点1)▼
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)