ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 第5節を終えて、無敗は3チーム。そのうち、ルーべとモデナの一戦が行われました。まずはその一戦から(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■選手層の厚さを見せたルーべが、モデナをストレートで下す
[MATCH OF THE ROUND]
◆ルーべ 3(25-19,25-20,25-18)0 モデナ
昨シーズン、ルーべはSブルーノ・レゼンデ(ブラジル)やOHイオアンディ・レアル(ブラジル)、MBロベルランディ・シモン(キューバ)といった面々が加入し、タイトル奪還に成功した。その上で今季もさらに積極的補強を敢行し、MBにシモーネ・アンザーニ(イタリア)とマテウシュ・ビエニエク(ポーランド)、OPはアミル・ガフール(イラン)とカミル・リチリキ(ルクセンブルク)が加わった。そうした選手層の厚さを生かし、巧みな選手起用を交えながら今季も開幕から無敗で突き進んでいる。
ホームで迎えた第6節は、こちらも無敗のモデナとの対戦。ルーべはOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)やビエニエクを温存し、OHはベテランのジリ・コバル(イタリア)が、MBはアンザーニとシモンが先発で出場を果たす。試合は各セットで先行する展開になり、モデナを圧倒した結果、ストレート勝利を収めた。銀河系軍団ルーべ、今季も強し!!
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◆ペルージャ 3(25-17,25-17,25-17)0 ヴァレンティア
ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)のサーブがこの日は火を噴いた。チーム最多となる6本のサービスエースをマークし、ヴァレンティアを圧倒、ストレート勝ちを収めた。対するヴァレンティア、5試合を消化し、勝ち星なし。
◆トレンティーノ 3(18-25,26-24,25-18,25-21)1 ミラノ
ミラノはOHファブリジオ・ジローニ(イタリア)が5本のブロックポイントをマークするなど奮闘も、攻撃枚数の多さの前に屈する。相手はトレンティーノ。この日はOPルカ・ベットーリ(イタリア)、OHアーロン・ラッセル(アメリカ)、OHウロシュ・コベチェビッチ(セルビア)のほか、MBダビデ・カンデラーロ(イタリア)もが10得点以上をあげるなど、Sシモーネ・ジェネッリ(イタリア)がトスを散らした。お見事!!
◆ヴェローナ 3(25-19,25-17,25-21)0 パドヴァ
ヴェローナはMBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)の4本を筆頭に、MBエンリコ・チェステル(イタリア)とOPステファン・ボワイエ(フランス)がともに3本、とチーム合計12本のブロックポイントをあげてパドヴァを封印した。なお、パドヴァの石川祐希(日本)はこの日は8得点だった。
◆ラヴェンナ 3(25-20,25-23,25-17)0 ラティーナ
ラヴェンナはエースOHテイス・テルホルスト(オランダ)が6本のサービスエースを含むチーム最多18得点、若手OHダニエレ・ラビア(イタリア)も17得点と続き、勝利した。
◆ピアチェンツァ 3(17-25,25-17,15-25,25-22,15-12)2 モンツァ
1勝どうしの対決は、両者一歩も譲らず。試合を通しても、アタック得点の合計73得点、サーブポイントの合計9本、はいずれも同数という拮抗ぶり。OHディック・コーイ(イタリア)がチーム最多20得点、ベテランOPアレッサンドロ・フェイ(イタリア)が14得点と続いたピアチェンツァがフルセットの戦いを制し、今季2勝目をあげた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round6終了時)》※ソラは休息週
1 ルーベ 7勝0敗(勝ち点21)-
2 トレンティーノ 6勝0敗(勝ち点17)▲
3 モデナ 5勝1敗(勝ち点15)▼
4 ペルージャ 5勝2敗(勝ち点13)-
5 ミラノ 3勝2敗(勝ち点9)-
6 ヴェローナ 3勝3敗(勝ち点9)▲
7 パドヴァ 2勝3敗(勝ち点6)▼
8 ラヴェンナ 2勝4敗(勝ち点6)▲
9 モンツァ 1勝5敗(勝ち点6)▼
10 ピアチェンツァ 2勝4敗(勝ち点5)-
11 ラティーナ 1勝4敗(勝ち点3)▼
12 ソラ 1勝5敗(勝ち点3)-
13 ヴァレンティア 0勝5敗(勝ち点1)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)