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春高2025

セリエA[第7節]パドヴァ石川が“トップ4”撃破でMVP

  • 海外
  • 2019.11.22

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 昨シーズンに続いて、セリエAへと渡った日本代表のエース石川祐希。第7戦で劇的勝利に貢献し、初のMVPに選出されました!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■石川がプロ転向後初の“トップ4”からの勝利&ゲームMVP初選出

[MATCH OF THE ROUND]

パドヴァ 3(20-25,25-20,25-19,23-25,21-19)2 トレンティーノ

 「トッププレーヤーになる」という志を胸に、プロ2年目もプレーの場をイタリア・セリエAに選んだ石川祐希(日本)。新天地パドヴァでは「プレーオフ出場」を目標に、開幕戦から出場機会をつかみとってきた。そうして臨んだ第7戦の相手は、“トップ4”の一角である強豪トレンティーノ。アーロン・ラッセル(アメリカ)、ウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)という各国の代表でも活躍する両エースに、今季からはクレメン・チェブリ(スロベニア)が加入し、アタッカー陣の層を厚くさせて開幕から6戦負けなしだった。

 

 そのトレンティーノのホームへと乗り込み、石川はOHライリー・バーンズ(カナダ)の対角で先発出場を果たす。試合は第1セットこそトレンティーノに先取されたが、パドヴァが第2、3セットを獲得。相手の反撃もあってフルセットになり、最終セットもジュースにもつれこむ接戦となったが競り勝ち、今季3勝目をあげた。

気迫を押し出して、強豪相手に戦い抜いた石川

 石川はこの試合、両チーム通じて最多となる4本のサービスエースをマークするなど、攻撃の起点に。OPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)のチーム最多28得点に続く17得点をあげて、自身初となるゲームのMVPに選出される。なお、プロ選手としてプレーする2018/19シーズン以降、初の“トップ4からの白星”でもあった。

 

 対するトレンティーノはラッセルがチーム最多16得点、第4セット開始時からコバチェビッチに変えてチェブリを投入するなど、選手交代策を繰り出すも今季初黒星となった。

パドヴァ(コート奥)はトレンティーノの分厚い攻撃をはねかえした

************

モデナ 3(29-27,30-28,25-20)0 ミラノ

 前節で今季初黒星を喫したモデナは敵地ミラノへ。ミラノのOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が両チーム通じて最多24得点をあげる猛攻に対して、モデナはMBマックスウェル・ホルト(アメリカ)の最多4本のほか、OPイバン・ザイツェフ(イタリア)とSマイカ・クリステンソン(アメリカ)がともに3本のブロックポイントをあげるなどはね返す。各セットで競り合う展開も、ストレート勝ちを収めた。

モデナ(コート奥)のブロックは(左から)クリステンソン、ホルト、OHマシュー。アンダーソン。そう、ナショナルチームと顔ぶれが一緒!!

ラティーナ 3(25-20,25-22,23-25,25-23)1 ソラ

 黒星が先行するラティーナはOHエセキエル・パラシオス(アルゼンチン)がチーム最多19得点でリードし、ソラに競り勝ち連敗ストップ。ソラはOHホア・ラファエル(ブラジル)が22得点と気を吐いた。

ラティーナのOHモーリツ・カーリツェク(ドイツ)のレシーブ

ルーべ 3(25-22,26-24,18-25,22-25,15-11)2 ラヴェンナ

 両チーム合わせて、26本ものサービスエースが飛び交う“ノーガードの打ち合い”はフルセットに。最終第5セットでルーべはMBマテウシュ・ビエニエク(ポーランド)をロベルランディ・シモン(キューバ)に交代させるなど、選手層の厚さを生かして勝ちきってみせ、開幕8連勝を飾った。なお、敗れたラヴェンナから、7本のサービスエースをマークしたOPシャローン・バーノン-エバンス(カナダ)がゲームのMVPに。

ルーべのベテランOHジリ・コバル(写真左)はチーム最多5本のサービスエース

ヴァレンティア 3(25-17,25-18,25-20)0 ヴェローナ

 ヴァレンティアは今季加入のOPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)がチーム最多18得点、OHティモテ・カルル(フランス)が14得点と続き、待望の今季初白星をストレートでつかんだ。

ヴァレンティアのカルル(写真左)がアタックを打ち込む

ペルージャ 3(25-22,25-22,25-17)0 ピアチェンツァ

 ペルージャはMBロベルト・ルッソ(イタリア)が最多5本のブロックポイントをマーク、エースOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が3本のサービスエースを含む17得点をあげるなど、攻守で圧倒した。

ペルージャのレオン(コート奥)の圧倒的な打点の高さ!!

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round7終了時)》※モンツァは休息週

1 ルーべ 8勝0敗(勝ち点23)-

2 モデナ 6勝1敗(勝ち点18)▲

3 トレンティーノ 6勝1敗(勝ち点18)▼

4 ペルージャ 6勝2敗(勝ち点16)-

5 ミラノ 3勝3敗(勝ち点9)-

6 ヴェローナ 3勝4敗(勝ち点9)-

7 パドヴァ 3勝3敗(勝ち点8)-

8 ラヴェンナ 2勝5敗(勝ち点7)-

9 ラティーナ 2勝4敗(勝ち点6)▲

10 モンツァ 1勝5(勝ち点6)▼

11 ピアチェンツァ 2勝5敗(勝ち点5)▼

12 ヴァレンティア 1勝5敗(勝ち点4)▲

13 ソラ 1勝6敗(勝ち点3)▼

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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