ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 長い歴史を誇るリーグで、今なお活躍し続けるレジェンドを擁するピアチェンツァがパドヴァとの一戦に臨みました。その試合の模様から(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■“フォックス”フェイの誕生日を前祝い。ピアチェンツァがパドヴァとの激闘を制する
[MATCH OF THE ROUND]
◆ピアチェンツァ 3(25-22,29-31,28-26,28-30,15-11)2 パドヴァ
11月29日に41歳の誕生日を迎えた、ピアチェンツァのOHアレッサンドロ・フェイ(イタリア)。1993/94シーズンにセリエC1でクラブのキャリアをスタートさせ、その後もルーベやトレヴィゾで活躍、イタリアのバレーボールファンからは“フォックス”の愛称で親しまれるレジェンドだ。それは第9節を前にして叩き出している、実にリーグ通算10,135得点(プレーオフ、カップ戦を含む)という数字が何よりの証しだろう。
そのフェイだが、誕生日前日の11月28日にホームで行われたパドヴァとの一戦では、ヒザの痛みのため出場することはなく。2時間半以上に渡る、フルセットの大激闘を見守った。
試合はピアチェンツァが、OHディック・コーイ(イタリア)が両チーム通じて最多32得点をマーク、OPガブリエレ・ネッリ(イタリア)が20得点と続き、今季3勝目をあげた。なお、パドヴァはOPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)がチーム最多30得点、OH石川祐希(日本)は19得点だった。
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◆ペルージャ 3(25-15,25-21,25-19)0 ソラ
OPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が復帰(前節はケガにより欠場)したペルージャは、アタナシエビッチがチーム最多16得点、OHオレイ・プロトニスキー(ウクライナ)が15得点と続き、完勝を収めた。
◆ルーベ 3(25-16,25-21,18-25,25-23)1 モンツァ
12月3日からの2019世界クラブ選手権を前に、最後のリーグ戦を戦ったルーベ。勝負どころでサービスエースを決めるなど、OHイオアンディ・レアル(ブラジル)が15得点の活躍を見せて、開幕10連勝!! 世界クラブへ弾みをつけた。
◆ラヴェンナ 3(25-21,25-23,20-25,25-19)1 ヴェローナ
昨シーズンはコンスタントに勝ち星を重ね、レギュラーシーズンを6位(15勝11敗)で終えたヴェローナだが、今季はいま一つ波に乗れず。この日も、OHアスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア)とMBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)がともに17得点、エースOPステファン・ボワイエ(フランス)が15得点と続くも…。これで3連敗。
◆トレンティーノ 3(28-26,25-18,19-25,25-22)1 ラティーナ
ホームのラティーナはOPジャン・パトリ(フランス)が両チーム通じて最多28得点も、こちらOHクレメン・チェブリ(スロベニア)が22得点、OPルカ・ベットーリ(イタリア)が21得点と続いたトレンティーノに軍配が上がった。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round9終了時)》※モデナは休息週 ※第9節のミラノvs.ヴァレンティアは現地12月4日に実施予定
1 ルーべ 10勝0敗(勝ち点29)-
2 ペルージャ 8勝2敗(勝ち点22)▲
3 モデナ 7勝1敗(勝ち点21)▼
4 トレンティーノ 7勝2敗(勝ち点21)▼
5 ミラノ 4勝3敗(勝ち点12)-
6 パドヴァ 4勝4敗(勝ち点12)-
7 ラヴェンナ 3勝6敗(勝ち点10)▲
8 ヴェローナ 3勝6敗(勝ち点9)▼
9 モンツァ 2勝6敗(勝ち点9)▼
10 ピアチェンツァ 3勝5敗(勝ち点7)▲
11 ラティーナ 1勝6敗(勝ち点4)▼
12 ヴァレンティア 1勝6敗(勝ち点4)-
13 ソラ 1勝8敗(勝ち点3)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)