ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! レギュラーシーズン前半戦も終盤戦を迎えています。中位グループは毎節順位が入れ替わる状況の中、前節終了時点で7位のヴェローナが同3位のモデナから貴重な勝ち星を奪いました!!(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■これぞエース!! 打ち合いを制したボワイエが31得点でヴェローナを勝利に導く
[MATCH OF THE ROUND]
◆ヴェローナ 3(25-23,25-17,29-31,19-25,15-13)2 モデナ
モデナのホームで行われた第11節。アウェーのヴェローナはOPステファン・ボワイエ(フランス)が大車輪の活躍を見せた。アタックポイントは24得点(決定率48%)、サービスエースは両チーム通じて最多5本をマークするなど攻め立て、得点を重ねる。対するモデナもOPイバン・ザイツェフ(イタリア)がアタックポイント24得点(決定率49%)、サービスエースも4本と互角のパフォーマンスを披露する。両チームのエースが打ち合いを演じる中、試合はフルセットの大熱戦に(なお、モデナは今季初のタイブレーク)。
モデナはOHマシュー・アンダーソン(アメリカ)とOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)、MBマックウェル・ホルト(アメリカ)がそろって17得点と続くなど総攻撃を仕掛けたが、それらをヴェローナがブロックで阻んでみせた。MBエンリコ・チェステル(イタリア)が最多6本、MBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)とSルカ・スピリト(イタリア)が3本と続き、チーム合計16本のブロックポイントをマーク。強力な矛と分厚い盾、そして破壊力抜群の飛び道具が真っ向からぶつかり合った一戦は、ヴェローナに軍配が上がった。
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◆ミラノ 3(25-20,21-25,25-21,25-22)1 ピアチェンツァ
“フライングダッチマン”ことミラノのエースOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)は、この日も翼が生えたかのようなパフォーマンス。4セットを戦い、積み重ねた得点は41!! アタック決定率も60%という驚異の数字をあげて勝利に導いた。
◆モンツァ 3(25-22,25-15,25-15)0 ソラ
モンツァはOPバルトシュ・クレク(ポーランド)がチーム最多17得点、OHドノバン・ジャボロノク(チェコ)が4本のサービスエースを含む13得点をあげて快勝。連敗を2で止めた。
◆ラヴェンナ 3(25-18,25-18,25-19)0 パドヴァ
ラヴェンナはOHテイス・テルホルスト(オランダ)が4本のブロックポイントを含む16得点をマークし、チームをリード。ストレート勝ちを収め、これで3連勝!! 対するパドヴァ、OH石川祐希(日本)がチーム最多9得点とあっては、勝利は遠く…。
◆ヴァレンティア 3(25-22,28-26,18-25,23-25,17-15)2 チステルナ(前ラティーナ)
3連敗中のヴァレンティアはOHトリー・デファルコ(アメリカ)がチーム最多17得点、OPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)と途中交代のOHシモン・ヒルシュ(ドイツ)が14得点をあげるなど、総力戦でフルセットの激闘を制して連敗をストップ。一方のチステルナはOPジャン・パトリ(フランス)が24得点と気を吐いた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round11終了時)》※トレンティーノは休息週
1 ルーべ 10勝0敗(勝ち点29)-
2 ペルージャ 9勝2敗(勝ち点25)-
3 モデナ 8勝2敗(勝ち点24)-
4 トレンティーノ 7勝3敗(勝ち点21)-
5 ミラノ 6勝4敗(勝ち点19)-
6 ラヴェンナ 5勝6敗(勝ち点15)▲
7 パドヴァ 5勝5敗(勝ち点14)▼
8 ヴェローナ 5勝6敗(勝ち点14)▼
9 モンツァ 3勝7敗(勝ち点12)▲
10 ピアチェンツァ 4勝6敗(勝ち点9)▼
11 チステルナ(前ラティーナ) 2勝8敗(勝ち点7)-
12 ヴァレンティア 2勝8敗(勝ち点7)-
13 ソラ 1勝10敗(勝ち点4)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)