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セリエA[第12節]ポーランド対決はレオンに軍配

  • 海外
  • 2019.12.18

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! さぁ、レギュラーシーズン前半戦はいよいよ残り2週。“トップ4”どうしの対戦が今節も実現。ポーランドのエースがぶつかり合ったペルージャとモデナのカードからお届け(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■レオン砲炸裂のペルージャが勝利。モデナはベドノシュがサーブで応戦

[MATCH OF THE ROUND]

ペルージャ 3(25-21,18-25,25-20,25-19) モデナ

 消化試合の多いペルージャはレギュラーシーズン前半最終戦をホームのパラ・バートンで戦い、モデナを迎え撃った。この日の主役はペルージャの背番号9、「地上最強アタッカー」の名を欲しいままにする男ウィルフレド・レオン(ポーランド)。モデナの分厚いブロックを粉砕し、両チーム通じて最多となるアタックポイント26得点、決定率63%の高い数字を残す。エンドラインに立てば、こちらもこの試合で最多6本のサービスエースをマークし、堂々の“30得点超え”のパフォーマンスでチームを7連勝に導いた。

 対するモデナはバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)がこの日はチームを牽引。5本のサービスエースを含む21得点をあげたが、白星には届かずチームも2連敗。とはいえ、OHマシュー・アンダーソン(アメリカ)が15得点、OPイバン・ザイツェフ(イタリア)は13得点、と攻撃枚数はあるだけに、今回は相手が悪かったということで…。

 なお、ベドノシュはネーションズリーグ2019で、レオンはワールドカップバレー2019で、ベストアウトサイドヒッター賞に輝いたものどうし。代表の一員として出場するであろう、東京2020オリンピックでの共演にも注目したいところだ。

スパイク、サーブ、どれも一級品。レオン(コート奥)の強打が炸裂

************

ミラノ 3(25-18,24-26,25-17,25-22)1 チステルナ(前ラティーナ)

 前節で41得点と驚愕の数字を叩き出した“フライングダッチマン”ことミラノのエースOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)はこの日も健在。5本のサービスエースを含む、両チーム通じて最多30得点をあげて3連勝に導いた。

ホームでの勝利を喜ぶミラノ

ルーベ 3(25-12,25-20,25-18)0 パドヴァ

 12月上旬の2019世界クラブ選手権で悲願のタイトルを獲得したルーベは、スーペルリーガで再出発。敵地パドヴァに乗り込むと、この日はサーブで相手を圧倒。中でもMBロベルランディ・シモン(キューバ)が4本のサービスエース、守っては5本のブロックポイントを含む最多17得点をマークして勝利をあげた。

ホームのパドヴァ(コート手前)は王者を相手に完敗

トレンティーノ 3(25-20,25-21,25-16)0 ソラ

 前半戦中盤で黒星を重ねたトレンティーノだが、この日はSシモーネ・ジャネッリ(イタリア)が華麗なトスワークだけでなく、4本のブロックポイントをあげるなど活躍を見せて快勝。次節は首位ルーベとの対戦だ。

トレンティーノのエースOHアーロン・ラッセル(アメリカ)はレシーブにも定評あり

ヴァレンティア 3(25-21,18-25,25-16,23-25,15-11)2 モンツァ

 流れが行き来する一戦はディフェンス面で上回ったヴァレンティアに軍配。OPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)が最多20得点をあげる一方で、MBステファノ・メンゴッチ(イタリア)の最多4本を筆頭にチームとして計12本のブロックポイントをマーク。接戦の中でボールを拾い続けたLマルコ・リッゾ(イタリア)がゲームのMVPに選出された。

MVPに選出されたリッゾ(写真左)

ピアチェンツァ 3(22-25,25-21,19-25,25-22,18-16)2 ラヴェンナ

 ピアチェンツアはレジェンド、アレッサンドロ・フェイ(イタリア)が第2セット開始時からガブリエレ・ネッリ(イタリア)に変わってOPとして先発すると、チームの安定剤に。試合はフルセットにもつれたものの、OHディック・コーイ(イタリア)のチーム最多24得点もあり、シーズン5勝目をあげた。

ピアチェンツァのフェイ(写真中央)が相手ブロックを巧みにかわす

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round12終了時)》※ヴェローナは休息週

1 ルーべ 11勝0敗(勝ち点32)-

2 ペルージャ 10勝2敗(勝ち点28)-

3 モデナ 8勝3敗(勝ち点25)-

4 トレンティーノ 8勝3敗(勝ち点24)-

5 ミラノ 7勝4敗(勝ち点22)-

6 ラヴェンナ 5勝7敗(勝ち点16)-

7 ヴェローナ 5勝6敗(勝ち点14)▲

8 パドヴァ 5勝6敗(勝ち点14)▼

9 モンツァ 3勝8敗(勝ち点13)-

10 ピアチェンツァ 5勝6(勝ち点11)-

11 ヴァレンティア 3勝8敗(勝ち点9)▲

12 チステルナ(前ラティーナ) 2勝9敗(勝ち点7)▼

13 ソラ 1勝11敗(勝ち点4)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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