ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! レギュラーシーズンは前半戦が終了します。世界クラブ王者の看板を背負ったルーベが、前年度の世界クラブ王者であるトレンティーノと対戦。やはり…、強い!!(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■ブルーノの妙技が冴えて、アタッカー陣も躍動!! ルーベ、前半戦無敗フィニッシュ
[MATCH OF THE ROUND]
◆<第10節>ルーベ 3(29-27,17-25,25-14,25-20)1 トレンティーノ
開幕から無敗街道をひた走り、12月には世界クラブ選手権を制したルーベにとって、レギュラーシーズン最後の一戦は後ろ倒しで実施された第10節のトレンティーノ戦。相手は2018年の世界クラブ王者だ。試合は第1セットから両者のアタッカーが激しい打ち合いを演じる。時折、繰り広げられるロングラリーに観客のボルテージも上がる中、アウェーのルーベが第1セットを先取。第2セットはトレンティーノがOHアーロン・ラッセル(アメリカ)やOHウロシュ・コバチェビッチ(セルビア)が高い決定力を見せて、奪い返す。
だが第3セット以降、ルーベは一段とギアを上げた。まずはサーブでOHイオアンディ・レアル(ブラジル)やMBロベルランディ・シモン(キューバ)が徹底的にトレンティーノのコバチェビッチを狙い、攻撃の起点を砕く。シモンやMBシモーネ・アンザーニ(イタリア)のブロックから切り返すと、Sブルーノ・レゼンデ(ブラジル)が相手をしっかりと見極めた上でアタックチョイス。レアルやOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)がスパイクを打ち込む。またブルーノ自身も第3セットをサービスエースで、第4セットも最後はツースパイクで得点し、試合を締めくくった。ルーベは12戦無敗。これが、世界王者だ−!!
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◆モデナ 3(25-23,25-19,21-25,25-10)1 ヴァレンティア
2連敗中のモデナにとって、後半戦に弾みをつけるためには必勝の一戦。今季好調のOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)が両チーム通じて最多25得点、アタック決定率は73%というパフォーマンスで勝利に導き、連敗をストップさせた。
◆ミラノ 3(25-23,25-19,17-25,25-17)1 ヴェローナ
ミラノはこの日もOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が6本のサービスエースを含む28得点と圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、MBヤン・コザメルニク(スロベニア)が5本のブロックポイントをあげ4連勝。4位に浮上した。
◆モンツァ 3(25-20,25-23,19-25,23-25,18-16)2 パドヴァ
フルセットの末に最後まで競り合う展開となったゲームはモンツァに軍配。OPバルトシュ・クレク(ポーランド)が27得点をあげたほか、MBビクトル・ヨシホフ(ブルガリア)が最多6本のブロックポイント、OHヤシン・ルアティ(フランス)が4本のサービスエースと各々が務めを果たした。パドヴァはOPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)が32得点、Sドラガン・トラビカ(イタリア)が5本のブロックポイントも悔しい3連敗。
◆チステルナ(前ラティーナ) 3(25-22,21-25,19-25,25-18,15-8)2 ピアチェンツァ
チステルナはOPジャン・パトリ(フランス)が両チーム通じて最多22得点、OHモーリツ・カーツェリック(ドイツ)が16得点と続き、フルセットを制した。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round13終了時)》※ラヴェンナは休息週
1 ルーべ 12勝0敗(勝ち点35)-
2 ペルージャ 10勝2敗(勝ち点28)-
3 モデナ 9勝3敗(勝ち点28)-
4 ミラノ 8勝4敗(勝ち点25)▲
5 トレンティーノ 8勝4敗(勝ち点24)▼
6 ラヴェンナ 5勝7敗(勝ち点16)-
7 パドヴァ 5勝7敗(勝ち点15)▲
8 モンツァ 4勝8敗(勝ち点15)▼
9 ヴェローナ 5勝7敗(勝ち点14)▼
10 ピアチェンツァ 5勝7敗(勝ち点12)-
11 チステルナ(前ラティーナ) 3勝9敗(勝ち点9)▲
12 ヴァレンティア 3勝9敗(勝ち点9)▼
13 ソラ 1勝11敗(勝ち点4)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)