ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 2019/20シーズンもレギュラーシーズンはここから後半に突入! ですが年内最終週をもって、リーグはオリンピック大陸別予選もあるため、しばらくお休み。そんな中、後半戦は波乱のスタートも(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■今度はモデナ!! パドヴァがまたしてもトップ4撃破で2019年を締めくくる
[MATCH OF THE ROUND]
◆パドヴァ 3(25-23,22-25,25-19,25-23)1 モデナ
パドヴァのホームで行われたレギュラーシーズン後半初戦。開幕戦ではモデナにストレートで敗れていたが、4000人ちかくの観客が集まったホームの声援を力に変えて、第1セットをものにする。第2セットは終盤で引き離されて落としたが、第3セット開始からOHルイジ・ランダッツォ(イタリア)をOHライリー・バーンズ(カナダ)に交代。第3セットは中盤以降でリードを広げて獲得すると、第4セットを制して勝利。前半戦の第7節トレンティーノに続いて、今季2度目の“トップ4”からの勝ち星をあげた。
この試合でパドヴァは、OPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)が28得点、MBマルコ・ボルパト(イタリア)が5本のブロックポイント、OH石川祐希(日本)が5本のサービスエースをマークし、いずれもモデナの選手たちの数字を上回った。これでパドヴァは連敗を3でストップさせて2019年をフィニッシュ。年明け1月16日の第2節までの期間が惜しいほどの、幸先よいスタートを切った。
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◆ルーベ 3(25-20,25-15,25-13)0 ピアチェンツァ
2019年は3冠(2018/19スーペルリーガ、2019ヨーロッパチャンピオンズリーグ、2019世界クラブ選手権)を獲得したルーベは、キャプテンのOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)がチーム最多12得点をあげてピアチェンツァを一蹴した。
◆ヴェローナ 3(25-20,26-24,21-25,25-11)1 ソラ
ヴェローナはエースOPステファン・ボワイエ(フランス)が両チーム通じて最多27得点、OHギャレット・ムアグトゥティア(アメリカ)が12得点と続いて勝利した。ソラは2セットダウンから第3セットこそ取り返したが反撃はそこまで。
◆ミラノ 3(25-20,25-21,28-26)0 モンツァ
アンストッパブルな状態のOPニミル・アブデルアジズがこの試合では24得点をマーク。5連勝のミラノはいよいよ3位に肉薄!!
◆トレンティーノ 3(21-25,30-28,25-19,25-21)1 ラヴェンナ
ホームでラヴェンナを迎えたトレンティーノ。この日はMBスレチコ・リシナツ(セルビア)が5本のブロックポイントを含む、チーム最多19得点をあげて逆転勝利を収めた。
◆ペルージャ 3(24-26,25-17,25-21,25-22)1 チステルナ(前ラティーナ)
ペルージャはOHオレイ・プロトニスキー(セルビア)がチーム最多4本のサービスエースを含む20得点。OPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が22得点、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が20得点、と分厚い攻撃を展開し逆転勝利を収めた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round14終了時)》※ヴァレンティアは休息週
1 ルーべ 13勝0敗(勝ち点38)-
2 ペルージャ 11勝2敗(勝ち点31)-
3 モデナ 9勝4敗(勝ち点28)-
4 ミラノ 9勝4敗(勝ち点28)-
5 トレンティーノ 9勝4敗(勝ち点27)-
6 パドヴァ 6勝7敗(勝ち点18)▲
7 ヴェローナ 6勝7敗(勝ち点18)▲
8 ラヴェンナ 5勝8敗(勝ち点16)▼
9 モンツァ 4勝9敗(勝ち点15)▼
10 ピアチェンツァ 5勝8敗(勝ち点12)-
11 ヴァレンティア 3勝9敗(勝ち点9)▲
12 チステルナ(前ラティーナ) 3勝10敗(勝ち点9)▼
13 ソラ 1勝12敗(勝ち点4)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)