ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 母国の誇りが絆となるナショナルチームとはまた違う連帯感で戦うのが、このクラブチーム。“ブロックデビルズ”ことペルージャが、チームメイトに捧ぐ勝利を挙げました(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■おめでとう、ポッケ!! ペルージャがミラノ撃破で、仲間を祝福
[MATCH OF THE ROUND]
◆ペルージャ 3(30-28,25-19,27-25)0 ミラノ
現在7連勝中と勢いに乗る強敵ミラノをホームで迎えたペルージャ。OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)という強力なアタッカーを相手に、どうもペルージャにはベテランMBの姿が見当たらず。真相は定かではないが、MBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)が妻の第2子出産と重なっていたようで、この試合は欠場。代わりに、今シーズンはこれまで主にリベロ登録されていたファビオ・リッチ(イタリア)が、ロベルト・ルッソ(イタリア)とMB対角を形成した。
試合はOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が3本のサービスエースを含むチーム最多19得点をマーク、OPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が18得点をあげる。第1セットから30点台に到達するジュースとなり、最後まで競り合う展開だったがペルージャがストレート勝ちを収めた。
試合後、ペルージャは歓喜の輪の中でLマッシモ・コラーチ(イタリア)が指をくわえて、おしゃぶりのポーズ。そのコラーチを仲間たちで抱えるパフォーマンスで、“ポッケ”ことポドラスチャニンを祝福した。なお、ポドラスチャニン自身もSNSで第2子誕生を報告。ブロックデビルズの大黒柱の元に、エンジェルが舞い降りた。おめでとう!!
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◆パドヴァ 3(20-25,25-14,25-18,25-23)1 ソラ
2019年初戦をホームで迎えたパドヴァは第1セットを落としたものの、MBアルベルト・ポロ(イタリア)が両チーム通じて最多6本のブロックポイントをマークするなど、攻守を立て直し逆転勝利に成功。アタック決定率86%のパフォーマンスを見せたOHルイジ・ランダッツォ(イタリア)が試合のMVPに選ばれた。
◆モデナ 3(25-18,25-17,25-18)0 ラヴェンナ
モデナはエースOPイバン・ザイツェフ(イタリア)が両チーム通じて最多5本のサービスエースを含む17得点をマーク。OHマシュー・アンダーソンを温存してもなお、ラヴェンナを一蹴した。
◆モンツァ 3(22-25,25-19,25-17,25-21)1 チステルナ(前ラティーナ)
この日、モンツァはOHドノバン・ジャボロノク(チェコ)が両チーム通じて最多26得点、OPバルトシュ・クレク(ポーランド)が21得点とポイントゲッター2人が活躍し、連敗を3で止めた。
◆ピアチェンツァ 3(25-22,25-19,25-21)0 ヴァレンティア
連敗中のヴァレンティアは2セットダウンから、途中出場のOHスワン・ヌガペト(フランス)が10得点をあげる奮闘を見せたが勝利に届かず。対するピアチェンツァはOHディック・コーイ(イタリア)が21得点をあげる活躍で2連勝!!
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round17終了時)》※ルーベは休息週
1 ルーべ 14勝1敗(勝ち点42)-
2 ペルージャ 14勝2敗(勝ち点39)-
3 モデナ 12勝4敗(勝ち点37)-
4 トレンティーノ 11勝4敗(勝ち点33)-
5 ミラノ 11勝5敗(勝ち点33)-
6 パドヴァ 7勝7敗(勝ち点21)-
7 ピアチェンツァ 7勝9敗(勝ち点18)▲
8 ヴェローナ 6勝9敗(勝ち点18)▼
9 ラヴェンナ 6勝10敗(勝ち点18)▼
10 モンツァ 5勝11敗(勝ち点18)-
11 チステルナ(前ラティーナ) 3勝12敗(勝ち点9)▲
12 ヴァレンティア 3勝11敗(勝ち点9)▼
13 ソラ 1勝15敗(勝ち点5)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)