セリエA[第18節]トレンティーノが総攻撃で逆転勝ち
- 海外
- 2020.02.03
ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 今シーズンは“トップ4”にミラノが肉薄し、前節を終えて11勝4敗が3チーム並ぶなど上位伯仲。その中でもトレンティーノの一戦から!!(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■全員が役目を果たしたトレンティーノ、逆転勝利で後半戦無敗キープ
[MATCH OF THE ROUND]
◆トレンティーノ 3(23-25,25-22,25-16,25-21)1 ピアチェンツァ
開幕6連勝と好スタートを切ったトレンティーノ。しかし、第7節(11/20)でパドヴァに敗れると、トップ4の他3チーム(ルーベ、モデナ、ペルージャ)に敗北。ミラノの躍進もあり、4位を行き来している。とはいえ、名実ともに上位陣のレベルにあり、後半戦は無敗をキープしている。そうして今節ではアウェーに乗り込み、ピアチェンツァとの一戦を迎えた。
試合は第1セットを先取されたものの、トレンティーノは第2セット開始からMBスレチコ・リシナツ(セルビア)とMBダビデ・カンデラーロ(イタリア)のポジションをスイッチ。この策も的中したか、試合を通してリシナツは6本、カンデラーロは3本のブロックポイントをそれぞれマークした。
攻撃面ではエースOPルカ・ベットーリ(イタリア)が最多19得点、OHクレメン・チェブリ(スロベニア)が4本のサービスエースを含む15得点をあげる。リシナツはアタック決定率82%(9得点)、OHアーロン・ラッセルも13得点など総攻撃を仕掛けて逆転勝利を収める。これらは、やはりSシモーネ・ジャネッリ(イタリア)の組み立てがなせる技といえるだろう。連勝を4に伸ばしたトレンティーノ、次節はミラノとの直接対決!!
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◆モデナ 3(25-23,26-28,25-13,25-20)1 チステルナ(前ラティーナ)
この日のモデナはサーブが走る、走る!! MBマックスウェル・ホルト(アメリカ)が最多4本、OHイバン・ザイツェフ(イタリア)とマイカ・クリステンソン(アメリカ)がともに3本と、チーム合計13本のサービスエースをマークし勝利した。
◆ルーベ 3(25-8,25-14,25-19)0 ヴェローナ
ヴェローナ、さすがにそれは…。OPステファン・ボワイエ(フランス)、OHギャレット・ムアグトゥティア(アメリカ)を温存した結果、第1セットは8点。第2セットでムアグトゥティア、第3セットでボワイエを送り出したが、相手はルーベ。完敗!!
◆ペルージャ 3(25-23,19-25,25-20,25-21)1 パドヴァ
ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が最多4本のサービスエースを含む19得点、OPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が13得点をあげてホームで勝利。 対するパドヴァはOPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)とOH石川祐希(日本)がともに16得点と続いた。
◆ラヴェンナ 3(25-21,19-25,25-20,32-30)1 モンツァ
連敗中のラヴェンナはOPシャローン・バーノン-エバンス(カナダ)が両チーム通じて最多22得点、OHテイス・テルホルスト(オランダ)が21得点と続き、しっかりと勝ち切った。
◆ヴァレンティア 3(25-21,25-19,25-20)0 ソラ
OHティモテ・カルル(フランス)がチーム最多17得点、OPアバウバカル・ドラメ(ブラジル)が5本のサービスエースをあげたヴァレンティアが年明け初勝利!!
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round18終了時)》※ミラノは休息週
1 ルーべ 15勝1敗(勝ち点45)-
2 ペルージャ 15勝2敗(勝ち点42)-
3 モデナ 13勝4敗(勝ち点40)-
4 トレンティーノ 12勝4敗(勝ち点36)-
5 ミラノ 11勝5敗(勝ち点33)-
6 パドヴァ 7勝8敗(勝ち点21)-
7 ラヴェンナ 7勝10敗(勝ち点21)▲
8 ピアチェンツァ 7勝10敗(勝ち点18)▼
9 ヴェローナ 6勝10敗(勝ち点18)▼
10 モンツァ 5勝12敗(勝ち点18)-
11 ヴァレンティア 4勝11敗(勝ち点12)▲
12 チステルナ(前ラティーナ) 3勝13敗(勝ち点9)▼
13 ソラ 1勝16敗(勝ち点5)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)