ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 2019年は3つのタイトルを獲得したルーベ。リーグタイトル獲得のためには、避けて通れないのがトップ4の存在。今節でモデナと対戦しました。(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■クリステンソンのトスワークの前に屈したルーベ、今季初の首位陥落
[MATCH OF THE ROUND]
◆モデナ 3(17-25,25-19,25-18,25-21)1 ルーベ
今シーズンは開幕から圧倒的な強さを見せて、前半戦は負けなし。その間には世界クラブ選手権のタイトルを獲得したルーベ。連勝は13をマークし、年明け初戦となるミラノ戦で今季初黒星を喫するも、首位に君臨し続けた。そうして迎えた今節は、後半戦最初のトップ4との対戦。敵地モデナに殴り込んだ。
ルーベは第16節以降、OHイオアンディ・レアル(ブラジル)を温存しており、この日もOHジリ・コバル(イタリア)をOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)の対角で先発起用する。だが、両スパイカーの決定率がなかなか上がらず。それでもコバルは3本のブロックポイントを上げるなど13得点と奮闘し、OPカミル・リチリキ(ルクセンブルク)が20得点をあげたが…、モデナの分厚い攻撃が立ちはだかった。
そのモデナはOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)がチーム最多17得点、OPイバン・ザイツェフ(イタリア)が16得点、OHマシュー・アンダーソン(アメリカ)が14得点をマーク。Sマイカ・クリステンソン(アメリカ)が満遍なくトスを散らし、逆転勝利を収めた形だ。ルーベはこれで今季2敗目。これまで引き離されることなく勝ち星を重ねていたペルージャが今節も勝利したため、ついに…首位陥落!!
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◆ペルージャ 3(22-25,25-21,25-22,25-21)1 ヴァレンティア
敵地に乗り込んだペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が両チーム通じて最多21得点、アタック決定率74%をマークする活躍。MBファビロ・リッチ(イタリア)も4本のブロックポイントをあげて逆転勝ちを収め、首位の座に立った。
◆トレンティーノ 3(19-25,25-23,25-22,25-22)1 ミラノ
順位争いに大きく影響する一戦はトレンティーノが第3セットでOHアーロン・ラッセル(アメリカ)に代えてOHウロシュ・コベチェビッチ(セルビア)を投入。コバチェビッチのアタックが冴え渡り逆転勝利に成功した。
◆パドヴァ 3(25-21,25-23,25-20)0 ヴェローナ
敵地でヴェローナと対戦したパドヴァは、OPフェルナンド・エルナンデス(キューバ)がチーム最多15得点、OHルイジ・ランデッツォ(イタリア)が11得点と続きストレート勝ち。勝敗数をタイに戻した。
◆ラヴェンナ 3(25-23,19-25,25-23,25-15)1 チステルナ(前ラティーナ)
ラヴェンナはOHテイス・テルホルスト(オランダ)がチーム最多20得点で牽引、ロレンツォ・コルテシア(イタリア)とアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)の両ミドルブロッカーがともに4本のブロックポイントをあげて勝利した。
◆モンツァ 3(25-23,25-27,31-29,25-23)1 ピアチェンツァ
OPバルトシュ・クレク(ポーランド)が25得点、OHドノバン・ジャボロノク(チェコ)が24得点と両ポイントゲッターが活躍したモンツァが接戦をものにした。対するピアチェンツァは、今季ペルージャから移籍したOHアレクサンダー・ベルゲル(オーストリア)がこの日は5本のサービスエースを含む20得点と気を吐いた。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round19終了時)》※ソラは休息週
1 ペルージャ 16勝2敗(勝ち点45)▲
2 ルーベ 15勝2敗(勝ち点45)▼
3 モデナ 14勝4敗(勝ち点43)-
4 トレンティーノ 13勝4敗(勝ち点39)-
5 ミラノ 11勝6敗(勝ち点33)-
6 パドヴァ 8勝8敗(勝ち点24)-
7 ラヴェンナ 8勝10敗(勝ち点24)-
8 モンツァ 7勝10敗(勝ち点18)▲
9 ピアチェンツァ 7勝11敗(勝ち点18)▼
10 ヴェローナ 6勝11敗(勝ち点18)▼
11 ヴァレンティア 4勝12敗(勝ち点12)-
12 チステルナ(前ラティーナ) 3勝14敗(勝ち点9)-
13 ソラ 1勝16敗(勝ち点5)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)