ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 欧州リーグはオリンピック大陸別予選で一時中断しておりましたが、年明け2週目から再スタート。と、ここでいきなり…!! あの男が、フライ・アゲイン!!(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■2020年、衝撃の幕開け。フライングダッチマンの強襲で、世界クラブ王者ルーベが今季初黒星
[MATCH OF THE ROUND]
◆ミラノ 3(25-23,18-25,13-25,25-23,15-10)2 ルーベ
2019年は、2018/19スーペルリーガ(リーグタイトル)、ヨーロッパチャンピオンズリーグ2019、2019世界クラブ選手権の“三冠”を達成したルーベ。今シーズンも開幕から無傷の13連勝で年内を締めくくり、リスタートとなる今節をホームで迎えた。ミラノを相手に、1セットこそ落としたが、2、3セットと大差をつけて奪い返す。この日はMBシモーネ・アンザーニが両チーム通じて最多6本のブロックポイントをマークするなど奮闘を見せたが、状況はここから一転。
ミラノはMBヤン・コザメルニク(スロベニア)とOHトレボル・クレブノ(フランス)のポジションを変更、MBアイモネ・アレッティ(イタリア)を送り出して第4セットを奪い返すと、最終第5セットも競り合いを制した。クラブ・代表でこれまで幾多のアップセットを演出してきた“フライングダッチマン”OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)がチーム最多となる28得点をマークしたミラノの勝利。ルーベは2020年初戦でいきなりの、そして…、今季初黒星!!
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◆ペルージャ 3(25-16,25-27,18-25,25-18,25-10)2 ヴェローナ
ペルージャはエースOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)がオリンピック予選敗退のショックで元気なし? 代わりにこの日は、守備型のOHフィリポ・ランザ(イタリア)がOHウィルフレド・レオン(ポーランド)と並んで20得点をマーク。フルセットを制し、ランザは試合のMVPに選出された。
◆トレンティーノ 3(25-19,31-29,25-21)0 モンツァ
トレンティーノはOHアーロン・ラッセル(アメリカ)がアタック決定率78%のチーム最多16得点、OHクレメン・チェブリ(スロベニア)が同じく69%の13得点と続き、ストレート勝ちを収めた。
◆ラヴェンナ 3(25-19,21-25,21-25,25-23,15-10)2 ソラ
フルセットにもつれた激闘を制したラヴェンナ。セリエA初挑戦のOPシャローン・バーノン-エバンス(カナダ)が16得点、第3セットからスタメンで送り出されたOHダニエレ・ラビア(イタリア)が18得点、と若手選手たちが躍動した。
◆モデナ 3(25-21,33-31,25-23)0 ピアチェンツァ
名門モデナをリードするOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)はこの日、3本のブロックポイントを含むチーム最多18得点をマーク。2019年は黒星フィニッシュのモデナは、新年を白星でスタートした。
◆パドヴァ - ヴァレンティア
今節の開催地であるホーム、ヴァレンティアの体育館の都合により延期とのこと。
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round15終了時)》※チステルナ(前ラティーナ)は休息週
1 ルーべ 13勝1敗(勝ち点39)-
2 ペルージャ 12勝2敗(勝ち点33)-
3 モデナ 10勝4敗(勝ち点31)-
4 トレンティーノ 10勝4敗(勝ち点30)▲
5 ミラノ 10勝4敗(勝ち点30)▼
6 パドヴァ 6勝7敗(勝ち点18)-
7 ラヴェンナ 6勝8敗(勝ち点18)▲
8 ヴェローナ 6勝8敗(勝ち点18)▼
9 モンツァ 4勝10敗(勝ち点15)-
10 ピアチェンツァ 5勝9敗(勝ち点12)-
11 ヴァレンティア 3勝9敗(勝ち点9)-
12 チステルナ(前ラティーナ) 3勝10敗(勝ち点9)-
13 ソラ 1勝13敗(勝ち点5)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)