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セリエA[近況]2019/20シーズン中止が決定

 ボンジョールノ。世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一時中断となっていたセリエAですが、このたび中止の決定となりました(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■全カテゴリーのシーズン終了を発表。「みんなの健康の方がはるかに価値がある」とユアントレーナ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月9日以降、2019/20シーズンを一時中断していたイタリア・セリエA。スーペルリーガ(1部)の13チーム中11チームとA2(2部)とA3(3部)の全チームが「シーズン中止」の意向を示していたといい、その後、リーグの評議会などが会議を実施。イタリアバレーボール連盟より、すべてのカテゴリーのシーズン終了が通達され、正式に中止となった。

 

一時中断から、中止が決定した

 今回の決定を受けて、選手やチームはSNSなどを通して、胸の内を明かしている。

 

 今季リーグ2連覇を目指していたルーベのキャプテン、OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)は自身のインスタグラム(【osmanijp5】)で「残念なことですが、正しい決断だと思います。私たちみんなの健康は、このようにシーズンが終わったことよりも、はるかに価値があります。バレーボールは二の次で構いません」とコメント。今季はリーグでも首位を走り、昨年末には世界クラブ選手権で優勝を果たしたチームに対して「すばらしいグループでした。いつかまた一緒に冷たいビールでも飲みたいね!」と記した。

ルーベのユアントレーナ(写真右)

 また、今季パドヴァでプレーした男子日本代表OH石川祐希は「最後まで戦いたかったというのが今の気持ちです。しかし、中止という判断は受け入れるべき判断であり、なによりも、僕たち一人ひとりの命が一番大切です」(インスタグラム【yuki_ishikawa_official】より一部抜粋)とのコメントとともに、チームメイトやファンへの感謝の思いをつづった。

 

攻守の中心としてプレーした石川(コート奥)

セリエA男子 2019/20シーズン最終結果

1 ルーベ 18勝2敗(勝ち点53

2 モデナ 17勝4敗(勝ち点52)

3 ペルージャ 18勝2敗(勝ち点51)

4 トレンティーノ 15勝6敗(勝ち点45)

5 ミラノ 12勝7敗(勝ち点36)

6 ラヴェンナ 9勝12敗(勝ち点26)

7 パドヴァ 8勝11敗(勝ち点25)

8 ヴェローナ 8勝12敗(勝ち点24

9 モンツァ 7勝13敗(勝ち点23)

10 ピアチェンツァ 7勝12(勝ち点18)

11 チステルナ(前ラティーナ) 5勝15敗(勝ち点16)

12 ヴァレンティア 5勝15敗(勝ち点16)

13 ソラ 1勝19敗(勝ち点5)

※勝敗(勝ち点)

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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