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春高2025

セリエA[総括]月バレ的2019/20シーズン表彰

  • 海外
  • 2020.04.10

 ボンジョールノ。世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。既報のとおり、2019/20シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止に。残念ではありますが、来シーズンが無事に開催されることを願いましょう! ということで、昨シーズンに続いて月バレが独自に部門を設けて表彰する『Forza Awards 2019-20』をお届け!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■ベストチーム賞:ルーベ

世界トップクラスのプレーヤーがずらりと並んだ

 リーグ2連覇を目指したルーベですが、夢半ばで終わる結果に。それでも強さが際立ちました! 開幕から怒濤の13連勝。その間には世界クラブ選手権のタイトルもありました。今シーズンは例年以上に選手層を分厚くさせて臨んだ分、飽和状態とも思えるチームを新キャプテンのOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)がまとめあげました。Sブルーノ・レゼンデ(ブラジル)は退団が決定的である一方、ユアントレーナやOHイオアンディ・レアル(ブラジル)、MBロベルランディ・シモン(キューバ)ら主力選手も契約を延長しているとのこと。ドリームチームは今後も継続なるか、注目です。

■ベストプレーヤー賞:ニミル・アブデルアジズ(ミラノ/オランダ)

実はセッターだったこともある、異色のプレーヤー(写真右)

 このコーナーでは“フライング・ダッチマン”の呼び名でお馴染み、ミラノのOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)。今シーズンもポイントゲッターとして得点を量産! シーズン終了時点での総得点は458得点は、2位のステファン・ボワイエ(ヴェローナ/フランス)の384得点を大きく引き離す成績。中でも、第11節(12月8日)のピアチェンツァ戦であげた41得点、アタック決定率60%は圧巻でした。

■ベストヘッドコーチ賞:フィタル・ヘイネン(ペルージャ)

ポーランド男子の監督でもあるヘイネン

 今シーズンからペルージャを指揮することになったフィタル・ヘイネン監督。その破天荒な人柄と、卓越したチームビルディングに一目置かれる存在です。シーズン開幕直前までワールドカップバレーがあったためか、開幕戦ではチステルナに辛勝、第2節でミラノに黒星、と幸先いいとは言えず…。ほかにもMBロベルト・ルッソ(イタリア)をセッター対角で、MBファビオ・リッチ(イタリア)をリベロで登録・起用するなどといった妙策も見られましたが、結局はシーズン終了時点まで15連勝。どんなチームに仕上げていたのか、最後まで見たかった〜。

■インパクトプレーヤー賞:石川祐希(パドヴァ/日本)

チームの主軸として堂々の活躍(写真中央)

 今シーズンからパドヴァへとプレーの場を移し、まだ自身が到達していない“プレーオフの舞台”へと突き進んだ石川祐希(日本)。大金星となった第7節(11月20日)のトレンティーノ戦、続く第8節(11月23日)のチステルナ戦でも勝利に貢献し、2戦連続のMVPに輝きました。チームも後半第1節(12月26日)にモデナから白星をあげるなど、インパクトを残したシーズンにおいて、中心選手として存在感を放ちました。

■カムバックプレーヤー賞:バルトシュ・クレク(モンツァ/ポーランド)

今なお世界屈指のアタッカー、クレク(写真左)

 2013/14、2014/15シーズンはセリエAのルーベでプレーし、2013/14シーズンではスクデット(リーグタイトル)獲得に貢献したOPバルトシュ・クレク(ポーランド)。6シーズンぶりにイタリアに渡り、モンツァの大黒柱として、持ち前の豪打を炸裂させました。昨シーズンは終盤に負傷し、2019年の代表シーズンもほとんどをリハビリに要していた分、ダブルでの“カムバック”を祝して!

■ベストユニフォーム賞:トレンティーノ/20ANNI

パステルカラーが洒落っ気◎

 今シーズンでチーム創設20周年を迎えたトレンティーノ。通常の“白-青”と“青-黄”ともう一つ、登場したのがコチラの『20ANNI』(=20年)の記念ユニフォーム。創設時の2000/01シーズンを想起させる淡い青色が、例年とは異なる印象を与えます。20年の歴史においては、OHマテイ・カジースキ(ブルガリア)を擁して初優勝を遂げた2007/08シーズンや、2009年から2012年大会までの世界クラブ選手権4連覇など、数々の栄光を刻んできました。現在はイタリアのスター選手、Sシモーネ・ジャネッリを中心に次なる歴史を作ろうとしています。

2000/01シーズンがこちら。淡いブルーが見受けられる(コート手前)
※チームのHPよりスクリーンショット

世界最高峰リーグの模様をお届けしてきた当コーナー『WEEKLY SERIE A』は、クラブシーズンの終了に伴い、今回で一旦お別れ。中止という結果になりましたが、今はこの危機を乗り越えられることを願うばかりです。この2シーズンを担当したGUCIIもさらにレベルアップして、セリエAの模様を伝えるために励んでいきます。ということで2020/21シーズンに、またお会いしましょう!! それでは、アリヴェデルチ&グラッツェ!!(責任編集:GUCII)

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