ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 2019-20シーズンはレギュラーシーズン後半に入ったばかりですが、前節終了時点で10勝が3チーム、6勝が3チームと混戦模様。ですが、苦しんでいるチームもいるようで…(Photo:Legavolley.it)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
■2ヵ月間、勝ち星のないソラ。モデナにあっけなく敗れ、9連敗
[MATCH OF THE ROUND]
◆ソラ 0(13-25,19-25,18-25)3 モデナ
昨シーズンはリーグ9位の成績だったソラは今シーズン、開幕から5連敗と苦しいスタート。第5節のヴァレンティア戦で初白星をあげたが、以降も黒星が続く。第10節のピアチェンツァ戦、そして前節のラヴェンナ戦ではフルセットに持ち込んだが、あと一歩届かず…。そうして今節は強豪モデナをホームに迎えた。
この日、モデナはOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)やMBマックウェル・ホルト(アメリカ)といった主力選手を温存していたが、ソラは終始ペースをつかむことができない。第1セットを大差で落とし、第2セットも奪われる。第3セットでOPラジビョン・ミスケビッチ(ベラルーシ)を下げて、シュティン・ファンティルブルク(オランダ)を投入したが反撃の一手とはならず。チームのポイントゲッターであるOHホア・ラファエレ(ブラジル)が14得点と気を吐いたが、ストレート負けを喫した。これでソラは9連敗。大台に乗るか、いや、乗るまい、と臨む次の相手は石川祐希(日本)が所属するパドヴァ。果たして…!!
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◆ルーベ 3(23-25,25-19,25-17,25-22)1 チステルナ(前ラティーナ)
前節で今季初黒星を喫したルーベは仕切り直しの一戦。OHイオアンディ・レアル(ブラジル)が3本のサービスエースを含む最多19得点、OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が16得点、OPカミル・リチリキ(ルクセンブルク)が15得点と分厚い攻撃を展開し、2020年初勝利をあげた。
◆ピアチェンツァ 3(25-23,26-24,20-25,25-15)1 ヴェローナ
年をまたいで3連敗中のピアチェンツァはこの日、ベテランMBドラガン・スタンコビッチ(セルビア)が7本のブロックポイントをあげる驚異のパフォーマンス。OHディック・コーイ(イタリア)が17得点、OPガブリエレ・ネッリ(イタリア)が4本のサービスエースを決めるなど、各々が役目を果たして連敗を止めた。
◆ペルージャ 3(25-18,25-17,25-21)0 モンツァ
前半戦で対戦した際にはフルセットにもつれていたものの、この日はペルージャがモンツァを一蹴。MBロベルト・ルッソ(イタリア)とMBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)がともに3本のブロックポイントをあげた。
◆ミラノ 3(25-18,25-20,25-18)0 ラヴェンナ
前節でルーベから金星をあげたミラノは勢いそのままに、ホームでラヴェンナを撃破。OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が両チーム通じて最多23得点をマークした。
◆トレンティーノ 3(25-23,25-23,13-25,25-21)1 ヴァレンティア
ミラノやモデナと3位争いを繰り広げているトレンティーノ。この日もOPルカ・ベットーリやOHアーロン・ラッセル(アメリカ)が得点を重ねて、しっかりと勝利し、レギュラーラウンド後半戦は無傷の3連勝!!
《セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round16終了時)》※パドヴァは休息週
1 ルーべ 14勝1敗(勝ち点42)-
2 ペルージャ 13勝2敗(勝ち点36)-
3 モデナ 11勝4敗(勝ち点34)-
4 トレンティーノ 11勝4敗(勝ち点33)-
5 ミラノ 11勝4敗(勝ち点33)-
6 パドヴァ 6勝7敗(勝ち点18)-
7 ヴェローナ 6勝9敗(勝ち点18)▲
8 ラヴェンナ 6勝9敗(勝ち点18)▼
9 ピアチェンツァ 6勝9敗(勝ち点15)▲
10 モンツァ 4勝11敗(勝ち点15)-
11 ヴァレンティア 3勝10敗(勝ち点9)-
12 チステルナ(前ラティーナ) 3勝11敗(勝ち点9)-
13 ソラ 1勝14敗(勝ち点5)-
※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移
(責任編集:GUCII<坂口功将>)