『FIVBネーションズリーグ2019女子』は7月3日〜7日にかけて南京(中国)にてファイナルラウンドが行われた。開催地枠の中国(予選ラウンド1位通過)のほか、予選ラウンド2位のアメリカ、同3位のブラジル、4位のイタリア、5位のトルコ、6位のポーランドが争い、決勝はアメリカとブラジルのカードに。アメリカが2セットダウンから逆転勝利を収め、見事、大会2連覇を果たした。
■ドリーズが33得点! アメリカが逆転勝利で2連覇
アメリカ 〇3(20-25, 22-25, 25-15, 25-21, 15-13)2● ブラジル
大会連覇を目指したアメリカは、決勝でブラジルと対戦。第1セット、第2セットとブラジルのブロックの前に攻めあぐね、2セットを奪われる。あとがなくなった第3セット、アメリカはミシェル・バーチ-ハックリーに代えてキャプテンのジョーダン・ラーソンを、ミドルブロッカーのチアカ・オグボグに代えてテトリ・ディクソンを先発から投入。この策がはまり、勢いを取り戻す中、一気にギアをあげたのがオポジットのアンドレア・ドリーズ。両チーム通じて最多33得点を挙げる活躍に導かれ、チームもここから3セットを連取。逆転勝利で見事、初代女王に輝いた2018年大会に続く連覇を達成した。
優勝トロフィーを手に、ラーソンは「素晴らしい結末を迎えることができました。長く、けっして簡単ではないトーナメントで、相手はすべてにおいて尊敬するべきブラジル。2セットを奪われましたが、懸命に戦い抜きました」と喜んだ。
大会MVPは、ドリーズが文句なしの受賞。「このチームの、そしてこの大会の“一部になれた”(be part of the game=大会のスローガン)ことに感激しています。これからもチームにもっともっと貢献できるようになりたいです」と語った。
なお、ブラジルはガブリエラ・ギマラエス、ロレンネ・テイシェイラがともに20得点をマークするも、あと一歩が届かなかった。
<ネーションズリーグ2019 ファイナルラウンド最終結果>
優 勝:アメリカ
準優勝:ブラジル
3 位:中国
4 位:トルコ
5 位:ポーランド
6 位:イタリア
<ネーションズリーグ2019 ドリームチーム>
MVP:アンドレア・ドリーズ(アメリカ)
ベストアウトサイドヒッター:劉妟含(リュウ,アンカン/中国)、ガブリエラ・ギマラエス(ブラジル)
ベストミドルブロッカー:アナ・コレーア(ブラジル)、ヘイリー・ワシントン(アメリカ)
ベストオポジット:エブラル・クラクルト(トルコ)
ベストセッター:マクリス・カルネイロ(ブラジル)
リベロ:メーガン・コートニー(アメリカ)