【世界バレー開幕直前!】山内晶大スペシャルインタビュー
- 男子日本代表
- 2018.09.09
――いよいよ世界バレーが開幕します。ここまでの過程をどう見ていますか?
ネーションズリーグはオーストラリア、イランに勝てて、フランスやアメリカとも相手のメンバーが違うとはいえ、今までよりいい勝負ができるようになってきたと思います。日本ラウンドは移動の疲れもあって1、2戦目はコンディションが悪かったですが、イタリアにフルセットで勝つことができて、その後もアルゼンチン、ドイツに勝った。少しずつ、チームとして形ができてきたような感覚がありますね。
――日本のミドルブロッカーに対しても海外の意識が変化したように見えます
そうですね。以前はどうしてもサイドへの意識が強かったと思いますが、ミドルブロッカーからの攻撃が増えたことで警戒されているのかな、と。やっと同じ土俵ぐらいに一歩踏み出したかな、同じ階段を歩いているのかな、と少しずつ思えるようになりました。
――山内選手も若手ではなく中堅、チームの軸になってきた印象があります
ちょうど4年前に代表に選んでもらったころは何もわからなくて、とにかく周りにおんぶに抱っこ状態が続いていましたからね。ミドルブロッカーも鈴木(寛史)さんとか富松(崇彰)さんのようにベテランがいたので僕もついていくだけで発言もせず、甘えていたと思います。
でも去年はオミ(深津英臣)さんがチームのいちばん上という状態で、李(博)さんも年齢はオミさんと同じですが代表に入って1年目だったので、ミドルブロッカーでは自分が発言しなきゃ、という気持ちも出てきて、例えばブロックの時もサインを出したり、こっちはカバーをしてほしいと言うようになりました。
お互い自分がどうするかを明確にしたうえで、マサ(柳田将洋)さんや福澤(達哉)さんは1枚でサイドをカバーしてくれるし、福澤さんはクイックのヘルプにも入ってくれるのですごくやりやすいし、僕もまだまだ助けられています。でも、もう“若者”という立場じゃないな、とも思います。もちろん体もですけどね(笑)