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春高2025

【世界バレー開幕直前!】山内晶大スペシャルインタビュー

  • 男子日本代表
  • 2018.09.09

――ミドルブロッカーとしてチーム内の立ち位置を確立した手応えはありますか?

 まだないですね。例えばスパイクでもサイドアウト力がいちばん高いとか、ブロックもいちばんタッチを取っている、いちばん止めているというものがまだ僕にはない。たとえチーム内のAB戦ではできたとしても、海外と戦う時に同じように、当たり前にタッチが取れる、サイドアウトが取れるというところまでいかないと納得できないし、そうならなければ確立されているとは言えないと思います。イランの(モハンマド・)ムーサビエラギのようにセッターとのコンビがあそこまでのレベルへいけたらまた一段階上がれるのかな、と思っています。

 

――代表に入ったばかりのころは「シンデレラボーイ」と扱われましたが、今はキャリアも増えました

 高校のころはインターハイなんて無縁で、当時の僕にとってはめちゃくちゃ遠い世界でしたからね。例えるなら、素人が『Mステ(ミュージックステーション)』に出るぐらいに絶対ありえない場所(笑)

 夏休みも毎日部活があったわけではないし、練習もそれほど長くはなかったので友達と花火大会に行ったり、普通に夏を満喫していましたから(笑) でも、だから思うんです。たとえ高校時代に全国大会へ出られなかったり、遠い位置にいたとしてもすべてがそこにあるわけじゃないし、こういう未来もあるんだぞって。僕はまさにそうだったので。同じような状況にいる中高生にもぜひそれは言いたいですね。

 

――あらためて、世界バレーに向けて抱負、意気込みを教えてください

 世界バレーに出るのは初めてなので、僕自身もワクワクしています。ミドルブロッカーとして求められているのはクイックで確実にサイドアウトを取ることもそうだし、ブロックで機能することもそう。サーブも含め、全部と言えば全部だと思いますが、特にスパイクとブロックでチームに少しでも貢献できるように。自分自身もチームも、これだ、というものが確立できるように頑張ります。

 

取材/田中夕子

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