【西田有志×富樫勇樹】トップアスリートのサポーターとの向き合い方
- SV男子
- 2024.03.16
バレーボール日本代表の西田有志とバスケットボール日本代表の富樫勇樹は、共にスポーツサポータ-&ケアブランド「ZAMST(ザムスト)」の契約選手という共通点がある。撮影の裏話から
――今回、ザムストの「CHANGE your MAX」のブランドイメージに起用されました。プレーシーンの撮影はいかがでしたか?
富樫 これがけっこう難しかったんです。求められる姿勢や撮影の角度もあって。それに、プレーの瞬間を動画ではなくて、写真でしたから。
西田 僕もジャンプは何回ぐらい跳んだだろう。リアルに30回くらい。おそらく練習よりも跳んだのではないかと(笑)
──MAX=最大、の言葉にちなんで、もちろんこれからも更新していくと思いますが、これまでのキャリアで最高潮だったゲームやプレーを挙げるとすれば?
富樫 どれだろう…。全国中学校大会の決勝、とか言っちゃうかもしれない。
西田 めっちゃ前や!!(笑)
富樫 そこからずっと下がっているんじゃないかな…。と言えるくらい、自分のバスケットボール人生の中で大きな思い出の一つなんです。地元の新潟で決勝があって、監督が父親ということもあって、とても記憶に残っています。
西田 ほんまにそれでいくんですね(笑) 僕はそういうのがないですね。というのも、「これが最高だ」とは自分のプレーヤー人生が終わるときに言いたいんです。まだ目標がたくさんあるし、それが終わってから振り返りたい。大会で優勝すれば当然うれしいですが、それはプレーヤーとしてよりも純粋に結果そのものがうれしいだけなので。オリンピックでメダルを獲ったら、そうなるのかな。
――MAXの先、究極のパフォーマンスの表現とは何でしょうか?
富樫 僕はやはりバスケットボール選手として自分が活躍して、勝利や優勝を手にする。それが理想型の一つかなと思います。
西田 それはもちろんですよね。やはりプレーヤーである以上、自分たちの仕事である場所で結果を残す、勝つこと。それに尽きると思います。そのための練習やトレーニングですから。もちろん、それだけとは言わないですけど、結局の一番はどれかと聞かれたら、行き着く答えではありますよね。
――そのためにコンディション面で日々、気をつけていることはありますか?
富樫 (やや目を泳がせながら)いい質問ですね…。
西田 トレーニング、ケア、食事、睡眠…、全部ですね。そのなかでも、疲れを残さないように早く寝るようにしています。寝たからといって疲れが取れるかはわからないですが、一番は睡眠時間を8時間しっかりと作ることです。ストレッチにしろ、食事にしろ、睡眠にしても時間を確保することは大切にしています。
富樫 それが僕は、本当に何にもないんですよね、寝る時間も食事も(苦笑)
西田 (笑)
富樫 寝なくてもいいし、食事は何でもいいし、自由です。
西田 それでこんなに結果を残せるんですからね!!
富樫 逆に、そういう言い方をされると、少々あれなんですよ(笑) 自分でもこれがいい、と思っているのは確かです。これ以上、何かに気を遣うとメンタルに影響するというか。(選手としては)うまくなるかもしれませんが、高いパフォーマンスを出せるかとなったときに、ストレスを感じたくないです。気にする人は気にするだろうし、気になるのであれば気を遣ったほうがいい。僕は気にしないです。
西田 それ、すごいなぁ。おそらく僕はまだその境地まで達していないです。「気にしない」というのは実際、めちゃくちゃ難しいですよ。でも、それが一番強いですよね。ストレスがないから生きやすそう。僕は毎日、「これやらな、あれやらな」と過ごしているから時間がないです(笑)
富樫 実際は気になるものだと思うんですよ。でも、睡眠時間が短かったから次の日の試合のパフォーマンスが少しダメでも、それが原因だとは思わない。食事に関しても、これを食べたらからダメだった、という記憶が人生で一度もないというか。もちろん気にする人は気にするでしょうし、それならやったほうがいいですよね。