【西田有志×富樫勇樹】トップアスリートのサポーターとの向き合い方
- SV男子
- 2024.03.16
――そのなかでも、お2人はパフォーマンスにつなげるために、サポーターを着用されています。そのきっかけは?
西田 中高生の頃って、上手な選手が着けている姿に惹かれる傾向があるじゃないですか。それもあって、サポーターを着けるようになったのがきっかけです。
富樫 僕はミニバスの頃から着けることができないタイプでした、恥ずかしくて(笑) なので、子どもの頃のまま、何も着けずに今に至ります。そんななか、ザムストに要望を伝えて、厚みのあるパットの入ったスパッツ(ブレイブパッドショーツ)を作っていただきました。今まで20年以上バスケをやってきて、太ももに相手のヒザが入る、いわゆる“モモカン”が多かったんです。それが起きるのは仕方のないことなので、起きたときに痛みや衝撃を軽減できるようにということでずっと履いています。プロとしてコートに立つことには強いこだわりがあるので、多少ケガをしていても出場しますし、実際に今はBリーグでも連続出場記録はかなり長いほうです。コートに立ち続けたいという思いは強いですね。
西田 僕は腕を圧迫したい、緊張感が欲しいなと思っていました。ただ、ロングスリーブではなく、前腕部分だけがよかったので、ザムストにアームスリーブを作っていただきました。着用してからパフォーマンスがずっと維持されている感覚なので、個人的にもよかったと感じています。
――それまでのロングスリーブは合わなかったのですか?
西田 というよりも、気になったんです。上腕部まで締め付けられている感じや、腕の曲げ伸ばしで、筋肉の収縮に応じて盛り上がったりするのが。直接、何かパフォーマンスに影響があったわけではないのですが、プレーをする上で気になった部分がありました。
なので、細かいところまで要望を聞いていただいて、開発していただきました。ふだんは両腕に着用しています。極論を言えば、スパイクを打つ利き手ではない右側はいらないかもしれませんが、その点もアンバランスな部分が気になってしまうので。それに両腕につけたほうがパフォーマンスはいい気がします。
富樫 確かに、そういうのが気になることもあるね。例えば、サポーターやギアにもトレンドがあって、例えば長い丈のソックスを着用している選手も多いけれど、僕は一回も履いたことがない。というのも、みんなから「めちゃくちゃ似合わない」って笑われるのよ。だから、基本的には、スパッツだけで安心です。
西田 似合う、似合わないは大事ですよね。僕もハイソックスを履いていたんですよ。でも、僕も一番身近な存在である妻に「似合わないからやめて」と言われて。
富樫 (笑)
西田 ショックだったので、今はくるぶしの上くらいの丈です(笑)もちろん用途によると思います。痛みがあるなら、それを緩和するために着用する必要もあるわけですから。
富樫 プレーにプラスされることがあるなら、着用します。でも、そうではなくて、似合わないのなら、何のために着けるんだろう? と思っちゃうよね。自分、これは似合わないのにな、って(笑)
――似合う、似合わないでいえば、お2人ともアスリート体型で、服のコーディネートも大変なのでは?
西田 僕はお尻が大きいほうなので、それに合わせたら大変なんです。全然、形が合わない。でも、足の長さに合わせると、今度はお尻が入らない、とか。難しいので、あんまり高い服は買いません。
富樫 僕はそんなに気にするほうでは。ですが、自分も一番、自慢の部位はお尻なんです。トレーナーからも、ケガをしない理由のすべてがお尻にある、と言われるくらいで。逆に、ほかの部分は弱い、とか。
西田 (笑)
富樫 だから姿勢もよくなくて。すべてお尻が持っていっている。
西田 でも最強じゃないですか。
富樫 見てみて、この筋肉のつきかた。めちゃくちゃプリッとしているでしょう?
西田 すごいっす。反り腰ですよね。
富樫 そう、お腹が出るくらいの反り腰で。それが心地いい姿勢。
西田 僕もお尻は大きいほうです。上半身は鍛えようと思ったらなんぼでもできますけど、ここ数年はずっと下半身をトレーニングしています。なので、反り腰です。バレーボールだとキューバ人選手がめちゃくちゃ跳ぶんですけど、そのお尻が馬のようにぐっと上がっていて。それと一緒、と言われます。
富樫 僕は「お尻以外は一般人」と言われます(笑)
――そんな体をサポートするザムストの印象はいかがですか?
富樫 僕も最初はサポーターでザムストを知りました。大学時代から周りで着用している選手は多かったですし、実際に今はスパッツに守っていただけています。安心しながらプレーができていますね。
西田 僕も同じで、中高生で一番初めに名前を覚えるメーカーがザムスト。用途に合ったサポーターがそろっていて、そこから自分に合うサポーターを手掛けていただきました。もし競技者の方が今後、サポーターがほしいなと思って調べたときに、真っ先にヒットするのはザムストの製品なのかなと感じます。